第5話 ページ6
『やっと決まったぁぁぁぁぁぁ！！』
「後はこれをトワがやっていけるかが問題ね···」
母さん·姉ちゃん、そして僕で黄瀬涼太のコンセプト会議が4時間に渡り行われた。
ホワイトボードには黄瀬涼太のコンセプトが詳しく、ビッシリ書かれている。
「時間はかかったけど結構良いコンセプトが出来たんじゃない？」
「ミヤコさん!!私達が考えたんだから当たり前でしょ！！」
『···2人ともありがとう』
···ただ、癖が強くないかな？
このコンセプト!!
『紳士なクールイケメンと見せかけて、中身は抜けてるところがある年下犬系モデル···が僕のコンセプト···』
「あっ！ほら！一人称!!」
『一人称は俺···』
「あと、口調も!!」
『······ねぇ、さすがにこの口調は、どうにかならない···スか？』
なんなの？この口調！
絶対、変だって！！
「印象がつきやすいし、良いアイディアよ？」
「そーだよ！トワ！」
「案外、似合ってるし!!」
『···えー』
似合ってないよ!!
ダサいよ！！
「そーだ！」
「ちょっと自己紹介してみてよトワ！」
『自己紹介？』
「そうね。これから先必ず必要になるでしょうし、だいたいの黄瀬涼太のイメージを掴みたいし、やってみてくれる？」
黄瀬涼太としての自己紹介···。
僕は、深呼吸をする。
紳士なクールイケメン。
でも、抜けてるところがあって年下気質。
かまってちゃんな犬系。
さあ、瞼を開けて、ママと同じ天性の瞳で人々を魅了するんだ。
···俺は黄瀬涼太だ。
『キセリョこと、黄瀬涼太っス!』
『まだまだ未熟なモデルっスけど、応援してくれるっスか？』
『これからよろしくっス!』
母さんと姉ちゃんが懐かしそうに笑うのが見えた。
『こんな感じでどうかな？』
「···やっぱりママみたいだね、トワ」
「笑顔とかそっくりだよ」
「自分は太陽なんだって感じで笑うんだもん」
「えぇ、アイさんを思い出させるわね」
「さっきまでと瞳の輝きが違う、引き寄せられる感覚がするわ」
「トワは、オンオフの切り替えがハッキリ出来るのね」
自信が着いた気がした。
俺はママのようになれるんだ。
『やるからには、モデルで1番上にのし上がってやる！』
『そして、ママみたいになるんだ!!』
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名無し81795号(プロフ) - 黒子も推しの子も好きなのでめちゃくちゃ面白いです‼️ (1月10日 12時) (
レス) id: ee075f74a4 (このIDを非表示/違反報告)
結葉(プロフ) - 好き！！！！続きを待ってます！！！！！ (1月7日 13時) (レス) @page44 id: 9c60d68ce5 (このIDを非表示/違反報告)
アムス - 遂に、推しの子と黒バスがクロスオーバー°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°楽しみにしています！！ (6月26日 21時) (レス) @page2 id: 9e21e9a7d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うよ | 作成日時：2023年6月26日 19時
