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第43話 ページ43

新生B小町にMEMちょさんが加入した。


「有馬、ルビーとメムをよろしくな」
「うるさい、気安く話しかけないで」
『ひぇっ···』


かなちゃんの顔、怖っわ。


『兄ちゃん何かしたの?』
「なんもしてねぇ···あかねと付き合ってからあんな感じだ」


色々あった今ガチだったが、最終的に黒川さんと兄ちゃんのカップル成立で番組が終了した。


『俺も、気に入らない···かも』
「は?何が?」
『あくまで仕事だって言ってたのに···』
「だから、仕事の延長線上だって」
『···兄ちゃんを取られたみたいで···なんか、凄く、嫌』


「·········」


今まで2人で色んな所行ったけど、これからは黒川さんと行くんだろうなぁ。
俺の兄ちゃんなのに···。


······。
俺、今凄い恥ずかしいこと言ってない···?


『···待って、今のやっぱなし!恥ずかしいから聞かなかったことにして!!』
「トワ、可愛い···」
『!?中学生の男捕まえて可愛いとか言わないで!!というか抱きしめるなぁ!!』


兄ちゃんの腕が俺の体をガッチリホールドしてくる。
離そうとしても離れない。
力強くない!?


「あ、あのぉー···アクたんとキセリョってどういう関係性···?」


MEMちょさんが気まずそうに聞いてきた。


『そろそろ、離して?自己紹介しなきゃ』
「···あぁ」


渋々、兄ちゃんは腕を離してくれた。


『MEMちょさん初めまして、モデル兼役者の黄瀬涼太です』
『本名が星野トパーズで、皆からはトワって呼ばれてます』
「へ、星野···?もしかして、」
『アクアとルビーの弟です』
「え、え、えぇぇ!?弟!?た、た、確かに似てるかもぉ···」


姉ちゃんと兄ちゃん、そして俺の顔を行ったり来たりしてじっと見るMEMちょさん。


「というか、アクたん···なんか、違うね···?」


確かに番組での兄ちゃんを見てからだとそう感じるのかもしれない。
兄ちゃん、ブラコンだからなぁ。


「早く、慣れた方が良いよ」
「お兄ちゃんもトワもいつもこんな感じだから!」
「最初の頃は、私も慣れなかったけど慣れるとどうってことないわ」
「先輩、最初の頃ずっと挙動不審だったもんね!」
「余計なこと言わなくていいのよ!!」


『ねぇ、兄ちゃん』
「ん?」
『なんで、また抱きしめてんの?』
「可愛いから」
『···そっか』


兄ちゃん、MEMちょさんの顔見えてる?
「あの、アクたんがデレデレしてる!?」みたいな顔でこっち見てるよ。
···恥ずかしいな。


こうして、MEMちょさんを加えた新生B小町は、正式なスタートを迎えた。

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名無し81795号(プロフ) - 黒子も推しの子も好きなのでめちゃくちゃ面白いです‼️ (1月10日 12時) (レス) id: ee075f74a4 (このIDを非表示/違反報告)
結葉(プロフ) - 好き!!!!続きを待ってます!!!!! (1月7日 13時) (レス) @page44 id: 9c60d68ce5 (このIDを非表示/違反報告)
アムス - 遂に、推しの子と黒バスがクロスオーバー°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°楽しみにしています!! (6月26日 21時) (レス) @page2 id: 9e21e9a7d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うよ | 作成日時:2023年6月26日 19時

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