第4話 ページ5
目の前には契約書がある。
割印を捺せば、苺プロ所属のモデルとして、契約が始まる。
『···はい、捺せたよ』
「これでトワは今日から苺プロ所属のモデルよ」
『ありがとう、母さん』
「···ちなみになんかしたら訴訟するから」
『怖っわ···目、ガチじゃん』
これで僕は芸能界に足を踏み入れることになった。
「···さっきは目の前に、アイさんが現れたのかと思ったわ」
ついさっき、兄ちゃんを説得するためにママのコピーをした。
兄ちゃんは「勝手にしろ」とだけ言って自分の部屋に篭ってしまった。
申し訳ないことしたちゃったけど、モデルを諦めたくなかったかったし···。
『兄ちゃんに謝って来た方がいいかな？』
「大丈夫だと思うよ？」
『姉ちゃん、本当に大丈夫？』
「元はと言えばお兄ちゃんが悪いんだもん!」
「気にしなくていいよ！トワ！」
そう、なのかな？
「それよりトワの芸名ってどうするの？」
「本名をそのまま使うの？」
『本名は公開せずに、黄瀬涼太って名前で活動する！』
「···きせりょうた？？」
不特定多数の人間がママにもらった名前を口にするというのが気に入らなかった。
だから、本名は使わないで、パッと浮かんだ黄瀬涼太という名前を芸名にすることにした。
『ママがくれた名前を大切にしたいんだ』
『だから僕は黄瀬涼太っていう名前でモデルをするよ。』
「うん、いいと思う!!」
「そう思わない？ミヤコさん!!」
「トワの容姿ともリンクしてるし、覚えやすいし、いい名前ね」
···キセリョって略せるなこの名前。
中々良い、ネーミングセンスでは！？
「じゃあ、黄瀬涼太のコンセプトを考えることから始めましょうか」
『···母さん·姉ちゃん、僕これから頑張るよ』
「そうしてもらわないと困るわよ」
「私も早くアイドルになりたーい!!」
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名無し81795号(プロフ) - 黒子も推しの子も好きなのでめちゃくちゃ面白いです‼️ (1月10日 12時) (
レス) id: ee075f74a4 (このIDを非表示/違反報告)
結葉(プロフ) - 好き！！！！続きを待ってます！！！！！ (1月7日 13時) (レス) @page44 id: 9c60d68ce5 (このIDを非表示/違反報告)
アムス - 遂に、推しの子と黒バスがクロスオーバー°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°楽しみにしています！！ (6月26日 21時) (レス) @page2 id: 9e21e9a7d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うよ | 作成日時：2023年6月26日 19時
