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第34話 ページ35

小中学生に人気のぴえヨンさんとB小町のコラボ動画は、バズりまではいかないものの学生の間で少し話題になった。
学生の間で話題になれば、帝光中男子バスケ部の1軍でも話題になる訳で···。




「星野、ぴえヨンって知ってるか」
『知ってるっス···ちなみに黄瀬っス』
「面識あんのか?」


···スルーされた。


『あるというか、同じ事務所っス』
「···マジか?ならーーー」
「マジ!?黄瀬、ぴえヨンと面識あんの!?」


虹村先輩が話してる途中で他の3年の先輩が割り込んできた。


『あるっスけど···』
「じゃあ、ルビーちゃんとも面識あんのか!?」
『同じ事務所なんであるっス』


というか、俺の姉ちゃん···。


「···あのさ、サイン貰ってきてくんね?」


サインかぁ。
姉ちゃん、考えてるのかなぁ?自分のサイン。


『いいっスけど···ルビーだけでいいんスか?かなちゃんのサインとかーーー』
「はぁ?有馬かなのサインなんか要らねぇよ!ルビーちゃんだけでいいんだよ!」


は?


『···かなちゃんなんかってなんスか?』
「有馬かななんて、オワコン子役だろ?そんなに可愛くもないくせにアイドルとか···身の程わきまえろって感じ」



『···アンタに何がわかるんスか!!』


···思ったより大声が出ちゃった。
1軍のみんなの視線、全部俺が独占してる。
あー、視線が痛い···。



でも、コイツだけは絶対に許せない。



『かなちゃんはオワコンなんかじゃないっス!!かなちゃんは、昔と違う演じ方をするようになっただけで、今でもバリバリの実力派の役者っス!!そもそも、身の程をわきまえろってなんスか!!アンタにかなちゃんの何がわかるんスか!役者の何がわかるんスか!何年経ってもかなちゃんは俺の尊敬する役者だし、誰よりも可愛い···苺プロの後輩なんス!!』



···言っちゃったぁ!!
ヤバい、みんなの反応が怖くて周り見れねぇ!!



『え?』



誰かの手が俺の頭撫でてる?


「星野の言う通り、本人のこと何も知らない癖にどうこう言う権利はおめぇに無いだろ」
「キャプテン命令だ!少し頭冷やしてこい!」
「···おう」


虹村先輩だったんだ···。


『練習の邪魔になるようなことして、すんませんっス!!』
「自分の尊敬する人、馬鹿にされて許せなかったんだろ?むしろ、ちゃんと言えて偉いじゃねぇーか!···だが、場所とタイミングを考えろ!外周走ってこい!!」

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名無し81795号(プロフ) - 黒子も推しの子も好きなのでめちゃくちゃ面白いです‼️ (1月10日 12時) (レス) id: ee075f74a4 (このIDを非表示/違反報告)
結葉(プロフ) - 好き!!!!続きを待ってます!!!!! (1月7日 13時) (レス) @page44 id: 9c60d68ce5 (このIDを非表示/違反報告)
アムス - 遂に、推しの子と黒バスがクロスオーバー°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°楽しみにしています!! (6月26日 21時) (レス) @page2 id: 9e21e9a7d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うよ | 作成日時:2023年6月26日 19時

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