第22話 ページ23
今日は黒子くんと一緒に、2軍の練習試合に同伴する。
帝光の唯一·絶対の理念は勝つことらしく、2軍·3軍の試合でも、1軍選手を数人入れるのが帝光バスケ部の伝統らしい。
『おはようっス、黒子くん!』
「おはようございます、黄瀬君」
『今日の練習試合の相手って、駒木中だったスよね?』
「はい、そうです」
『強豪っスか?』
「強豪校ですが、柄が悪いです」
『そうなんスか···』
柄が悪いと言っても所詮中学生だし、大したことないんだろうなぁ。
「遅せぇんだよ!ボゲェ!!」
「ビビってんじゃねぇーのぉ!!」
「オラ!!行け!!ぶっ潰せぇ!!」
いや、柄悪ッ!!
所詮中学生とか言ってすみません!!
中年のおじさん並みの貫禄があるよ!!
試合が始まってからも、駒木中の態度は褒められたものじゃなかった。
『酷いっスね···あれ、ファウルっスよね?』
「はい、僕もそう思います」
いかがわしいジャッジをする駒木中の審判。
スポーツマンシップって言葉知らないのかなぁ。
「帝光メンバーチェンジです」
駒木中が69点、帝光中が48点で、俺はコートに入った。
···1軍同時投入じゃないんだ。
俺が入っても、中々点差が縮まらない。
帝光にだけ、審判が厳しいって酷くない??
そろそろ、黒子くんが入ってもらわないと負けるかも···。
「帝光、メンバーチェンジです」
来たぁ!!
黒子くんだ!
「すみません、力を貸してください」
「僕は影だ」
「点を取る光は黄瀬くんです」
普通では有り得ない所からパスが飛んでくる···!
やばい!超楽しい!!
やっぱり、パスに特化した選手だったんだ!
黒子くんのパスのおかげで83―81で帝光が勝った。
『黒子っち、凄かったっス!かっこよかったっス!』
「···黒子っちってなんですか?」
『俺、尊敬する人の名前には[っち]って付けるんス!』
ちょっと前に決めた、黄瀬涼太の設定だけどね!!
でも、本当に凄かった。
これからの部活がもっと楽しみになったなぁ。
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名無し81795号(プロフ) - 黒子も推しの子も好きなのでめちゃくちゃ面白いです‼️ (1月10日 12時) (レス) id: ee075f74a4 (このIDを非表示/違反報告)
結葉(プロフ) - 好き!!!!続きを待ってます!!!!! (1月7日 13時) (レス) @page44 id: 9c60d68ce5 (このIDを非表示/違反報告)
アムス - 遂に、推しの子と黒バスがクロスオーバー°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°楽しみにしています!! (6月26日 21時) (レス) @page2 id: 9e21e9a7d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うよ | 作成日時:2023年6月26日 19時