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第2話 ページ3

ママが死んでも時間は当たり前に過ぎるもので、あれから10年が経った。
僕は12歳に兄ちゃん·姉ちゃんは、14歳になった。


ママが死んだ後いろんなことが変化した。


兄ちゃんは、ずっと暗い顔をして、全然楽しそうじゃなくなった。
五反田監督に弟子入りしてるらしいけど何をしているのかイマイチわからない。


ママの事務所である苺プロの社長は音信不通になり、代わりに社長の奥さんが後を引き継いだ。
社長の奥さんはミヤコさんといって、今の僕達の親にあたる。
まだまだ若くてこれからなのに申し訳ないなぁとつくづく思う。
だから、親しみを持って僕はミヤコさんのことを母さんと呼ぶけど、兄ちゃん·姉ちゃん達はそうはいかないらしい。


そうそう。
B小町はママというスターを失ってしまったから、ママが死んで2年後に解散してしまった。




『おはよう母さん』
「ん、おはようトワ」


まだ朝早いというのに母さんはパソコンと向き合っていた。
事務所の社長って忙しいんだなぁ。


『あれ?母さんだけ?』
「えぇ、アクアは五反田監督の所に、ルビーはアイドルオーディションの面接に行ったわ」


ママが死んだ後に唯一、大きく変化がなかった姉ちゃんは、ママみたいなアイドルになるんだって意気込み、アイドルオーディションを受けまくっている。


『みんな朝から元気だねぇ』
「トワもどこかに出掛けてきたら?」
『どこかぁー?』
「最近、家に篭ってばっかでしょ」
「少し外の空気を吸ってきなさい」
『んーまぁいいけど···』


どこに行くかなぁ。




母さんに言われて外に出てきたけど、行きたい所がない。


僕は相手の技やテクニックを一目見ただけで模倣するコピー能力を持っている。
だから、スポーツはだいたい出来ちゃう。
ママ譲りで顔は整ってるから女子からはモテるし、勉強もそこそこ出来る。


全てが上手くいきすぎてつまらない。
本当につまらない。


周りの男子の陰口だってママのアンチのコメントに比べたら可愛い方だ。
ママに比べたらどうってことない。


「ねぇ、君」
「モデルとか興味無い?」
『······え?』


ぼーっとしてたらモデルにスカウトされた。

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名無し81795号(プロフ) - 黒子も推しの子も好きなのでめちゃくちゃ面白いです‼️ (1月10日 12時) (レス) id: ee075f74a4 (このIDを非表示/違反報告)
結葉(プロフ) - 好き!!!!続きを待ってます!!!!! (1月7日 13時) (レス) @page44 id: 9c60d68ce5 (このIDを非表示/違反報告)
アムス - 遂に、推しの子と黒バスがクロスオーバー°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°楽しみにしています!! (6月26日 21時) (レス) @page2 id: 9e21e9a7d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うよ | 作成日時:2023年6月26日 19時

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