24話 ページ26
私は芥川君.......
龍之介を探すことにした。
A「龍之介？」
芥川「...！！何故太宰さんが此処に...
ん？Aか？」
A「...Aだよ」
芥川「何故髪を切った？」
A「今から説明する
良く聞いて」
芥川「嗚呼」
A「もうすぐこの国は終わるだろう
向こうの怒れる国民たちの手で」
芥川「...！！」
A「此れが報いだと言うのなら...
私は敢えて其れに逆らう」
芥川「...そうか
どうするんだ？」
A「私が治になる」
芥川「！？お前...」
A「双子だから多分バレないだろう...
そんでさ！兄さん...治を守って欲しいの」
芥川「僕が？」
A「うん。この国を出て逃げて
私がこの事を言っても逃げない可能性があるから
芥川くんに逃がして欲しいの」
芥川「A...
3人で逃げることは出来ぬのか？」
A「向こうには中也が居る」
芥川「中原さん...」
A「お願い...
最期のお願い.....聞いてくれる？」
芥川「.............分かった...。協力しよう。」
A「.....有り難う」
私は治の格好をする。
何時もの治の服装。
そしてちょっと大きめのメイド服を探し
此れを持って治の部屋に行く。
太宰治side
コンコンコン
治『どうぞー』
A「失礼します」
治「...え？どういう心算だい？」
Aが私の服を着て入ってくる。
もう私にしか見えない。
そしてAが急に言う
A「...此処に隠し通路がありますよね」
治「ねえ？A？」
私が聞いても答えない。
A「もうすぐこの国は...終わります
だからこの服を着て逃げて下さい」
其れは分かっていた...。
隣の国だろう。
でも、私は
治「厭だ。私は此処でAと残る」
そう言ってもAは
A「もう一度言います。
私の服を貸します。
此れを着てすぐ逃げてください」
治「厭だよ...私は、Aがいないと...！」
A「芥川くん...」
Aが芥川くんを呼ぶ。
芥川「.....すみません太宰さん」
治「止めろ！止めるんだ！芥川くん！離し給え！」
どんなに抵抗しても離さない。
芥川くんを見るととても辛そうな顔をしていた。
芥川「...........」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 52人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
如月 蒼華(プロフ) - 水彩さんさん» コメントありがとうございますっ！いいお話と言っていただけて光栄ですっ！！ありがとうございます (2022年11月28日 11時) (
レス) id: c7e5f761c7 (このIDを非表示/違反報告)
水彩さん(プロフ) - ちょっと泣いてしまった……めちゃくちゃいい話でした！もともと自分は悪の召使&娘をフルで聴くとちょっと、うるっときちゃうっていうのもあると思いますが、とにかくめちゃくちゃいい話でした！ (2022年11月2日 20時) (レス) @page45 id: 4cafde4cc5 (このIDを非表示/違反報告)
如月 蒼華(プロフ) - 唯衣さん» そんな風に言ってもらえて嬉しいです！！ありがとうございます！ (2019年5月22日 18時) (レス) id: 52f62fc4d8 (このIDを非表示/違反報告)
唯衣 - 最終回に近づいて来たら、だんだんと涙が流れてきて最終的に涙を大量に流していました。こんな、素敵な作品に出会えて良かったです！これからも頑張って下さい！ (2019年5月21日 23時) (レス) id: 8a36dfa69b (このIDを非表示/違反報告)
如月 蒼華(プロフ) - meibisu?erisuさん» ありがとうございます！頑張りますっ！ (2018年9月14日 18時) (レス) id: 52f62fc4d8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：如月 蒼華 | 作成日時：2018年5月1日 23時
