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69話。中島side ページ20

『中島さん、俺が気を失ったあと、あ、俺の予測なんですけど、間違っていたらすみません。あのあと、中島さんが芥川と戦ってくれていたんじゃあないですか?』




敦「そう、だけど。」





どうして気を失ったのにわかるのだろうか。





『そっか。中島さん、ありがとう。』





敦「え?」





どうしてだろう。彼女は僕のせいで怪我をおったばかりなのに。僕のせいで無関係のはずな彼女は巻き込まれてしまったのに。





どうして僕が彼女に感謝されているのだろう。





感謝するべきは僕なのに。





『ナオミちゃんや谷崎さん、そして俺が生きて帰ってきたのは中島さんが戦ってくれたお陰なんですよ。』




敦「っでも!僕がいなければ、みんなもともと怪我をすることは無かったんだ!」





『そんなの、わからないじゃないですか。』





へ?





『俺、実はあの裏路地で芥川に会う前に、芥川と遭遇してるんです。』





敦「え?!」





『遭遇って言っても、彼が建物を爆発させたのを知ってしまったときにすれ違ったという程度ですけど。』





そうだったのか、驚いた。前にもあんな風に戦ったことがあるのかと思ってしまった。




『目撃した俺は殺されてしまうかもしれなかった。遅かれ早かれ戦闘になっていたかもしれない。ポートマフィアなら、きっと目撃者である俺を殺そうとするだろう。』





そんな、国枝さんだって知りたくて知ったんじゃないかもしれないのに。





『でも、実際は中島さんがいた。中島さんがいてくれたから俺たちは無事だった。だからありがとう。』

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空李(プロフ) - かなとさん» すみません、ご指摘ありがとうございます。 (2019年5月9日 18時) (レス) id: 154a99d2ca (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年5月9日 18時) (レス) id: 483535372f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空李 | 作成日時:2019年5月9日 17時

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