帝光中の人見知り少女

人見知り41 ページ49

「ありがとう､ございました」


二人は思いっきり走っていった

忙しいのに､聞いてくれてありがとう




ん？


私は手で四角を作り､二人のせなかを風景にいれて､見てみた




「あ､これだ……」



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先「さ〜､皆さん描けましたね！各自､自分の胸の前に絵を出してください」


あれから約束の四日目までに絵をどうにか完成させることができた

追い込みすぎて､疲れた


先「え､えーと…美奈さんにみくりさん､その絵とても綺麗ですけど……誰を書いたんですか??」

美「私にとっての妖精さんです！」

牧「あはは､私も同じで､自分にとっての人魚姫っす」

先「へ､へ〜そう」



二人の絵は丁寧に仕上げられており､見ていて心地よいものだった

でも､二人が描いた絵の少女は同じ人っぽいような感じがする


「美奈ちゃん､みくりちゃん､とってもきれい」

美「ありがとうございます!!A先輩」

牧「あんがと､って…Aの絵､すごすぎない?」

先「ほんとう!!これは､バスケ部の子達ね」

「はい……私にとって､最高の時間を書きました」



いつの間にか､大輝くんや黒子くんたちが頑張ってる姿を好きになっていたみたいだ

どんなに辛いことでも､頑張って頑張ってやり続ける……これって､それが好きだからできる

私はそんな姿を絵に描き写したいと思った




先「皆さん､これで合宿はおしまいです｡バーベキューをして､帰りましょうか」

「「「はーい!!」」」

先「あ､皆さんに言い忘れていたことがひとつありました｡
　 バスケ部の子達も一緒にバーベキューするそうです｡仲良くしてくださいね」

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