帝光中の人見知り少女

人見知り18 ページ22

桃「先生が今はいないからって､皆遊びすぎだよね！」

「確かに､そうですよね」

桃「ま､私達も二人だけだし､パス回しs「キャアアアア♥」」


さつきちゃんの声は､応援している人たちの声でかき消されてしまった

そして､さつきちゃんは隣のコートを見た


桃「ほんと､大ちゃんや赤司君ってモテるよね」

「そう､ですね」

桃「赤司君は分からなくもないけど､大ちゃんはただのバスケバカなのに」

「バスケバカ…ですか……さつきちゃんと､大輝くんって､恋人ですか？」

桃「ええ?!絶対無いから！」


さつきちゃんは､首を思いっきり左右にふる


桃「よく言われるんだけどさ…私と大ちゃんはただの幼馴染み！」

「幼馴染み?!」

桃「そうだよ！」


幼馴染み､だったんだ

いつも距離が近かったから､てっきり恋人なのかと思ってた


桃「そういうAちゃんは？誰か好きな人いる？」


好きな人？


「えと､さつきちゃん､です」

桃「えええ?!」


さつきちゃんは顔をほんのり赤くさせて､喜んだ



桃「あ､もしかして…likeの方の好き？」

「いいえ､loveですよ？友達､ですから」

桃「友達?!だったら私はもっともっと､もーっとAちゃんのことloveだよ！」

「?!えへへ､ありがとう､ございます」

桃「もうかわいすぎ！だけど､さっきの好きな人って言うのは､恋人になりたい人いる？っていう質問！」


さつきちゃんのさっきの言葉は､そういう意味だったんだ

なんだかこういう会話って､女子トーク?っていうやつだよね？

初めてだから楽しい！


だけど



「そっちの好き､だったら､いない､です」

桃「ええ?!あんなにモテるのに…」


誰が､モテるのかな？

さつきちゃん??さつきちゃんなら分かるかも！

とっても可愛いしね




桃(大ちゃん､どんまい…)

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