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人見知り15 ページ19

5月はじめの頃


クラス内は、グループで分かれて休み時間を過ごしている

もちろんグループの和に入りきれてない、ボッチ組も数名いた

その内の一人に私もいる



最近は、女子と少しずつは喋れるようになってきている方だった

だけど休み時間となれば、その子達はグループで集まってしまう

私は、その様子を遠くからしか見つめることができない



どうしたらグループに入れるんだろう



席に座ったままそう考えていると、知らない男子が私の前に立った

多分…クラスの男子ではないよね?


?「あ、あの…ちょっと、ついてきて貰っていいですか?話があるんです」


少し顔を染めた彼

ついていって話を聞くだけならと思い、首を縦にふって席を立った




----------

あれから何分か歩いて、裏庭に来た

ここに来る途中、沈黙が続いてしまっていた



「え、えと…」

?「…あ、ごめんなさい!いきなりこんなところに連れてきて、迷惑でしたよね」

「い、いえ…そういう、わけじゃないですけど…」

?「…あの」



彼が私の目を真剣に見つめてきたので、思わずそらしてしまった

…感じ悪かったかも



?「…俺、綾小路咲翔っていいます!」

「…え?」



真剣な顔で自己紹介されたから、ビックリしてしまった

…でも、あれ?綾小路咲翔…どっかで聞いたことがある



綾「あの、どうかしました?」

「え、あ、いや…なんでも、ないですよ。…あー、私は、黒川、Aっていいます」

綾「知ってる知ってる!wあ、ごめんなさい…タメ口で言ってしまいました」

「あ、別に、タメ口で、いい、ですよ?」

綾「マジ?!サンキューな!」



ニカッと笑う彼を見て、大輝君を思い出した

もしかして…男子って、ほとんどの人が無邪気に笑うのかな?



綾「…黒川さん?さっきからボーッとしてるけど、大丈夫か?」

「は、はい…ごめんなさい、考え事していて」



迷惑をかけてしまったかも…

人と話すときは考え事はダメだね!



綾「あ、それで!!言いたいことがあるんだけどさ」

「う、うん…?」



綾小路君は顔を赤くして、髪をクシャッとさせた



綾「……す、好きなんだ!」

「え?」



好きと言った彼を見て、私は戸惑ってしまった

…何が好きなの?



綾「だからさ…付き合ってくんね?」



付き合うって…買い物とかかな?

もしかして、好きなものを買いにいくとか?買い物が好きとか?



「い、いいですよ?」

綾「やっぱそうだよな…って、は?今、いいって」

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文スト黒バス東リベ推し - 赤司が桃井じゃなくて桃井さんって読んでるだとー (2022年5月22日 9時) (レス) @page35 id: 89b4ed43fb (このIDを非表示/違反報告)
\(^o^)/ - フランさん» はい!!お願いします! (2018年6月9日 23時) (レス) id: 8c5bd4ac66 (このIDを非表示/違反報告)
フラン(プロフ) - キャラ設定書きますね (2018年6月8日 22時) (レス) id: 0b24153201 (このIDを非表示/違反報告)
\(^o^)/ - フランさん» ああ!多分どういうものか分かりました!是非やらせて頂きます!ご意見、ありがとうございます! (2018年6月8日 16時) (レス) id: 8c5bd4ac66 (このIDを非表示/違反報告)
フラン(プロフ) - \(^o^)/さん» コメント欄でキャラ設定を書いてもらって、そのキャラを物語に出す (2018年5月27日 12時) (レス) id: 0b24153201 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美咲 | 作成日時:2018年1月28日 14時

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