2話 ソイツが欲しいモノ ページ6
「順序よく話すよ。まず、この地域だけ、呪霊の被害が少ない。どうしてだと思う?」
話し始めたソイツのその言葉に、オレは心の中で顔を
「それ、自分で言わないとダメなわけ?」
心当たりなんて1つしか無かった。
ふふ、とソイツは小さく音を
「そう。浅上さん、君がいたからだね。私はある情報を手に入れた。この地域だけ呪霊が少ないっていう情報でね。私の身内に私の呪霊をつけて見に行ってもらったんだよ」
そこで、君の矢に出会ったんだ。と、ソイツは言った。
「あの矢は呪霊を
私は私の呪霊を使ってその矢の元を
「そこに、オレがいたってわけ」
オレがその先の結論を口にする。
「それから君の周りの事を調べた。普通の大学に通い、毎日呪霊を祓っている。その力で」
――そうだね? と言って、ソイツはオレの反応を確かめるように顔を見つめる。
「ご
オレは視線を
季節は6月、大学に入ってから3ヶ月目にして、日の
もう6時くらいだろう。それでも、太陽はまだ
ザァーっと風が吹く。風が顔に
ソイツは顔から表情を消すと、オレを見て続けた。
「その力はなんだい? 浅上さん、君は何者? 私が調べられたのは君の日常の生活だけなんだよ」
君はきっと、呪術師ではないんだろう? と、オレに問う。
「そんな事教えてなんになる? オレはオレだ。何者でもない」
そう言えば、ソイツは
「
『――君が欲しいんだ』
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葵梗花(プロフ) - 森田美雪さん» ご意見本当にありがとうございます。次章公開していますので、良ければこれからもよろしくお願い致します。ご意見本当に感謝します。 (2021年1月7日 23時) (レス) id: af0a567945 (このIDを非表示/違反報告)
葵梗花(プロフ) - 森田美雪さん» いえいえ!お返事ありがとうございます!なるほど、とても参考になる意見をありがとうございます!次困った時はそうしようと思います。今回は五条さんが出てくるところまで書けたので何とか公開する事が出来ましたが、次も出来るか分かりませんので。とても参考になる (2021年1月7日 23時) (レス) id: af0a567945 (このIDを非表示/違反報告)
森田美雪(プロフ) - 葵梗花さん» レス遅くなってすみません!私は出てこなくても公開していいと思います。例えば、ある程度お話の内容が決まっているのなら「○○話から出てきます」など作品紹介のどこかに書いておけば出てきてから読みたい方もその話が公開されてから読み始めることができるので (2021年1月7日 21時) (レス) id: 8b37e35473 (このIDを非表示/違反報告)
葵梗花(プロフ) - 森田美雪さん» それとも、五条さんが出てくるまで下書きのままで次章を公開しない方が良いと思いますか?良ければご意見頂けれると幸いです。よろしくお願い致します。コメント励みになりました!ありがとうございます! (2021年1月6日 20時) (レス) id: af0a567945 (このIDを非表示/違反報告)
葵梗花(プロフ) - 森田美雪さん» ウズウズしているということなので、頑張って出来る限り早く次章を公開できるようにしないとですね!頑張ります!!本当にコメントありがとうございます!もし宜しければ参考にさせて頂きたいのですが、五条さんも夏油傑も出てこない段階でも次章を読みたいですか? (2021年1月6日 20時) (レス) id: af0a567945 (このIDを非表示/違反報告)
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