3話 巫女 ページ16
(自分ではきっと分からないだろう。それでも、君はこんな
オレにソイツの声が届く事はない。
「アンタに気に入られる意味が分かんないわ」
オレは人参をまな板の上に置いて
「……名前で呼んではくれないのかい?」
そう言うソイツにオレは口を開く。
「アンタで
「
切り終わった人参はしいたけの入ったボールに入れていく。
「…何か飲む?」
「お言葉に甘えて」
「オレンジ100パーと緑茶とほうじ茶に紅茶があるけど?」
「紅茶でお願いするよ」
「了解」
オレはマグカップを手にして紅茶のティーパックと小皿を用意する。そのままリビングのウォーターサーバーの前に行ってお湯を入れる。
コト、と音が出て小皿とマグカップを置く。
「好きな
「ありがとう」
オレは台所に戻りながら
「アンタ、何時までいるわけ?」
「私は電車で来ているわけではないからね。居ようと思えばいくらでもいられるよ」
「いや帰れよ」
そう反応すれば、そうだねと言ってクス、と笑うソイツ。
「
そう言うと、ソイツは目を見開いて。
「夕飯までご
「押し
申し訳ない、と聞こえてくる。オレはネギを
(そういや)
「アンタ、日常の事は知ってるらしいけど、家とか家の中まで見てないよな」
「そんな事はしないさ。家までついていこうとしたら
「そう」
悪霊を帰路に着く前に全て祓っておいた事の事だろう。念には念を入れておいて良かったな、と自分の行いを内心で
ネギをボールに入れて、しいたけを1個取り出して真ん中で2つに切る。それを6個繰り返す。
「
「そ」
「いつから一人暮らしをしているんだい?」
「集中したい」
「そうか、分かったよ」
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葵梗花(プロフ) - 森田美雪さん» ご意見本当にありがとうございます。次章公開していますので、良ければこれからもよろしくお願い致します。ご意見本当に感謝します。 (2021年1月7日 23時) (レス) id: af0a567945 (このIDを非表示/違反報告)
葵梗花(プロフ) - 森田美雪さん» いえいえ!お返事ありがとうございます!なるほど、とても参考になる意見をありがとうございます!次困った時はそうしようと思います。今回は五条さんが出てくるところまで書けたので何とか公開する事が出来ましたが、次も出来るか分かりませんので。とても参考になる (2021年1月7日 23時) (レス) id: af0a567945 (このIDを非表示/違反報告)
森田美雪(プロフ) - 葵梗花さん» レス遅くなってすみません!私は出てこなくても公開していいと思います。例えば、ある程度お話の内容が決まっているのなら「○○話から出てきます」など作品紹介のどこかに書いておけば出てきてから読みたい方もその話が公開されてから読み始めることができるので (2021年1月7日 21時) (レス) id: 8b37e35473 (このIDを非表示/違反報告)
葵梗花(プロフ) - 森田美雪さん» それとも、五条さんが出てくるまで下書きのままで次章を公開しない方が良いと思いますか?良ければご意見頂けれると幸いです。よろしくお願い致します。コメント励みになりました!ありがとうございます! (2021年1月6日 20時) (レス) id: af0a567945 (このIDを非表示/違反報告)
葵梗花(プロフ) - 森田美雪さん» ウズウズしているということなので、頑張って出来る限り早く次章を公開できるようにしないとですね!頑張ります!!本当にコメントありがとうございます!もし宜しければ参考にさせて頂きたいのですが、五条さんも夏油傑も出てこない段階でも次章を読みたいですか? (2021年1月6日 20時) (レス) id: af0a567945 (このIDを非表示/違反報告)
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