検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:720 hit

2話 ページ3

灰俐「俺は灰俐です」

(地獄の補佐官さん……、確かに迫力が……、逆らわないようにしにければ……)

『よろしくお願い申し上げます、黒曨さん、青喴さん、灰俐さん。俺は西園寺 白龍と申し上げます』

猫青年「よろしくね、白龍くん(優微笑み)」

『……!!(ドキッ…)』

灰俐「それじゃあ、色々と案内するね」

『はい、よろしくお願い申し上げます(ペコッ…)』

猫青年(礼儀正しく良い子過ぎるな……。それに、顔が良い。超絶タイプ……)



(ドボーン!!!!)

『!?』

(ええっ!!?亡者の集団が赤い川に!!!)



白龍くんが猫青年に案内されて辿り着いた場所は三途之川のほとりで亡者の衣服を剥ぎ取る老婆・奪衣婆さんだった。




灰俐「ここは、三途之川っていってね、抵抗するとね、奪衣婆のお婆さんによって、で亡者の衣服を剥ぎ取られるんだよ。三途之川はね、亡者の罪に応じて渡る所が変わってくるよ」

『俺も川に落とされるのですか?』

猫青年「え??落ちたいの??」

黒曨「白龍くんが渡るのは有橋渡だよ」

『有橋渡ですか』

黒曨「うん、でもね、一旦、衣類は着替えてもらうことになるよ」

『ご了承なさいました。お手数ですが、白装束をお借りになってもよろしいでしょうか?』

奪衣婆「(ドキッ…////)あらぁ……、イケメンじゃないの……」

『?』

猫青年「奪衣婆、白龍くんに見惚れてないで早くしろ」

奪衣婆「はいはい、一先ずその衣類脱いでね」

『ええ(ヌギ…)』

猫青年/奪衣婆/亡者「!!!?(ドクン!!!!)」




白龍くんは堂々と着ている衣類を脱ぎ始めた。

白龍くんの身体は雪の様に透き通るような色白で筋肉質な体つきだ。


『……(シュル…)』

猫青年/奪衣婆/亡者「……!!!?(ドキッ!!!)」

猫青年「はく……」



白龍くんがマフラーを解いた瞬間、超絶美形兼国宝兼容姿端麗以上の可愛すぎる美少年へと豹変した。

ピヤスやネックレスを外し、髪も解いているその姿はあまりにも美しく猫青年や奪衣婆だけではなく、罪人の亡者までも虜にしてしまっている。


猫青年「チッ、白龍くんの裸を見てんじゃねーよ!!!(ドコオオオ!!!!)」

地獄亡者「ぐああっ!!!!」



猫青年の怒りを買ってしまった地獄亡者は、猫青年の金棒に殴り飛ばされた。



『???』

3話→←1話



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:春昴 | 作成日時:2022年6月21日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。