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□_Juri ページ37











昼の12時。俺は珍しくAよりも先に起き上がった。


いつもはAが先に目を覚まして俺が起きるまでベッドでごろごろする。


俺が起きたら『じゅりくんおはよ』って声を掛けてくれて、また2人で30分くらいごろごろして、やっと飯。


Aと過ごす休日が好きで、俺は休みさえあれば家に呼んだり行ったりしてた。


こいつは色々抱えてる。恋愛への恐怖心だったり、自分への追い込みだったり。


見た目は派手でも心は誰よりも繊細なんだ。だから俺は助けたいと思った。だからずっとそばに居る。


俺らが出会った頃、あいつは既にしょっぴーと付き合ってた。









翔太「俺彼女できたんだよね」


樹「えまじ!翔太くんやるじゃん」


翔太「でもさー、あいつ風ぞくやってるっぽくて」


樹「うわぁそれはキツイな」


翔太「でもやめてくんねーの、それでいつも喧嘩になる」


樹「なんか理由あんじゃねぇの?」


翔太「言わないんだよなー、まだ1ヶ月しか経ってないけどもう無理そう」


樹「はえーよー!笑」









それは5年前、俺がまだ19の時。「翔太くんの彼女」っていう話で聞いてたからてっきり年上だと思ってて。


でもほんとは俺と同じ19歳で風ぞくなんかやってて、未成年の女の子がそんな仕事、今考えたらなんですぐ止めなかったんだって後悔しかない。









翔太「あーもしもし?うん、うん、わかった。あ、俺今日飯いらないから、うん、はーいじゃーね」


樹「だれ?ママ?」


翔太「ちげーよ、A笑 同棲してんだよね」


樹「えぇ!結婚みたいじゃん」


翔太「まあ今日は俺も飲み行くから飯はいいかなと思って一応連絡?笑」


樹「ふーん、飯いらないとか贅沢だなー、俺は彼女が作る飯たらふく食いてー」


翔太「あいつの作る飯まじ上手いから樹も今度来いよ」


樹「行く行く!お邪魔しまーす」


翔太「あ、お前とんなよ?笑一応樹と同級生だから」


樹「え年下と付き合ってたのかよ!」


翔太「そーゆーことー」









なんて、その頃はしょっぴーの発言がいちいちかっこよく思えて俺も次彼女できたら友達にいっぱい自慢してーとか、手料理食べてーとか、呑気なことしか考えてなかった。


そして俺がしょっぴーの家に行く日がやってきた。









□_Juri→←□



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Jxrx(プロフ) - PaSOさん» はじめまして、作品を読んでくださりありがとうございます!!今後の展開がどうなるのか、関係性は変化するのか、色々な場面に注目して読んでいただけると嬉しいです!!今後とも宜しくお願い致します。 (2020年4月27日 23時) (レス) id: 9172c61fbe (このIDを非表示/違反報告)
PaSO(プロフ) - はじめまして!毎回楽しく読んでます。ここからどんどん関係性やそれぞれに対する想いが顕在化してくる予感がしています。お身体に気をつけて更新頑張ってくださいね。楽しみにしています! (2020年4月26日 15時) (レス) id: 842be9d369 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Jxrx | 作成日時:2020年4月4日 3時

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