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お風呂から出たじゅりくんは用意されたシチューをたいらげ、特に問い詰めることも無くベッドへ向かった。


あれ?何も聞いてこない、気のせいだったかな。


そう思いわたしもお風呂に入ったあとベッドに向かう。


お互いの家を行き来するくらいの仲だからお泊まりなんて日常茶飯事。


私が彼氏をあの人以来作っていない理由、それは人を好きになれないというのはもちろん、


もうひとつはじゅりくんの洋服やら歯磨きやらお箸やら、同棲してるの?ってレベルで置いてあること。


こんな家に彼氏なんて呼べるわけもない。


それでもいいと思ってしまう自分も自分だが。


結局わたしは人に甘えなきゃ生きていけない人間なんだろうか。









『じゅりくん明日お休みなの?』


樹「うん、実は2連休」


『よかったねゆっくり休める』


樹「明日も泊まらせて、んで酒飲も」


『いーよ、』









元々はセ〇レと寝るために買ったダブルベッド。


でも今は違う、じゅりくんの為に使われている。


こんな汚いベッド、捨ててしまいたいと思っていたけどじゅりくんはふかふかだ、と言ってすごく気に入ってるから捨てれない。


じゅりくんが使うことによってこのベッドからも汚い記憶が消えるといいな、なんて。


そんな馬鹿なことを考える。









樹「なぁー、」


『ん?』


樹「お前北斗となんかあった?」


『…え?なんで?』


樹「帰った時北斗の匂いしたから」


『…』









携帯を弄りながら横目で視線を送るじゅりくん。


…やっぱりバレてるんじゃん。









樹「あいつんち泊まったんだ」


『……うん、でもヤってない』


樹「…」


『キスもしてない、ほんとに何もしてない、』


樹「マジ、…俺と同じ?」


『そうだよ』


樹「そう、あいつがね〜」









じゅりくんも私が思ってることと同じことを思ってるようだった。


きっとほくとの気持ちに気づいてる。


わたしも、少し気づいてしまった。









樹「北斗のハグはどんなだった?」


『な、に急に』


樹「どうやって抱きしめられたの?」


『何言ってんの?じゅりくん、』


樹「北斗から連絡きたんだもん」









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Jxrx(プロフ) - PaSOさん» はじめまして、作品を読んでくださりありがとうございます!!今後の展開がどうなるのか、関係性は変化するのか、色々な場面に注目して読んでいただけると嬉しいです!!今後とも宜しくお願い致します。 (2020年4月27日 23時) (レス) id: 9172c61fbe (このIDを非表示/違反報告)
PaSO(プロフ) - はじめまして!毎回楽しく読んでます。ここからどんどん関係性やそれぞれに対する想いが顕在化してくる予感がしています。お身体に気をつけて更新頑張ってくださいね。楽しみにしています! (2020年4月26日 15時) (レス) id: 842be9d369 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Jxrx | 作成日時:2020年4月4日 3時

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