ジュゴン？ ページ37
動きやすい格好になってくるようにと指示を受けて、適当に引っ張り出したのは中学の頃に使っていた学校指定のジャージだった。
『中学生はねー、すぐに大きくなりますからー』
なんて言われて買った、一回りは大きいシャツもジャージ上下セットも、結局ちょうどいい大きさに感じることはないまま卒業してしまった。
「……まだちょっと大きい」
思わず呟く。
どこもかしこも成長が止まったってことか、ガックリ。
指定された場所に行くと、先輩なのだろう三人──もしくは二人と一匹？──が何か話しているようだった。
「おっ、来たな」
ポニーテールの人が言う。
手にはなんという武器なのか、長い棒を持っている。
薙刀の木刀版とか？
「一年の両川Aです。よろしくお願いします！」
軽く頭を下げる。
「しゃけしゃけ」
「えっ、なんて……？」
頭上で聞こえたしゃけ二連発。
「よろしくだってよ」と、ポニーテールの先輩。
「そっちがパンダ。さっきおにぎりの具で返事したのは狗巻棘、呪言を使うから語彙をおにぎりの具に絞ってる」
ジュゴン？また知らない言葉が出てきた。
「で、私は禪院真希。間違っても苗字で呼ぶなよ。お前、呪力のコントロールはほぼ出来るんだろ？」
「一応は……」
「武器に呪力を流すのは、私は専門外だからな。そういうのはパンダに教えて貰え。稽古つけるくらいなら任務がなきゃ何時でもやってやる」
真希さんの言葉に引っ掛かりを覚えながらも、何度か頷いた。
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ゆず(プロフ) - 初めまして宿儺様沼にハマり、作者様の作品に辿り着きました。とても面白いですし、宿儺様との展開が楽しみです！更新大変でしょうが応援しております！！ (2021年4月26日 18時) (
レス) id: 9087c45e44 (このIDを非表示/違反報告)
星空の砂時計 - とても面白いですね♪ 作者さんのペースで更新を頑張ってくださいね！ 私も呪術廻戦にハマり、作品を書いている者なので機会があれば何処かでお会いしましょう！ *´▽`* (2021年4月18日 14時) (レス) id: a21ef6301e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さっく。 | 作成日時：2021年3月26日 8時
