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同じ顔、同じ声 ページ30

「へぇ。宿儺の言うこはるって人、Aのご先祖さまなのか」


「母方の家系の方のね。時々、私みたいなのが生まれるらしくて」


みんな似た姿をしてるから、宿儺さまが間違えても仕方ないよ。と私はいじける様に下ろしたままのサイドヘアをいじる。


私は夢の中で自分自身の姿を見ることはあまりない。
一度だけはっきり見たのは──私自身の死体だった。


誰かに殺されて、魂だけがその場に取り残された──。


「私自身、よく宿儺さまのことを夢で見てたから、虎杖くんの扱いがどうしても気になっちゃって……」


『構わん。気にするな』


「宿儺さまが気にしてないのなら……」


ちらっ、と虎杖くんを見る。
手が出る自信しかないけど、自分を律することができるだろうか。


「そういや、Aは声も似てるよな。俺、一回しか聞いたことないけど、似てる気がする」


声……?


「アンタ、ほとんど初対面でしょ」


茶髪の子──野薔薇ちゃん(さっきの騒動の後に名前を教えてもらった)は虎杖くんにツッコミを入れる。確かに、私たちはほとんど面識がないはずだ。


「……こはるって人の声だと思うんだけどさ。宿儺の名前呼んでたんだよ」


ほんとに、その一回きりなんだけど……と、どんどん萎れていく虎杖くん。


それを見て五条先生が、「もしかしたら、Aはそのこはるって子の生まれ変わりだったりしてね」と笑った。









…………私が?ナイナイ。

無力、役に立たず→←女の子一人、男の子二人



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設定タグ:呪術廻戦 , 両面宿儺
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ゆず(プロフ) - 初めまして宿儺様沼にハマり、作者様の作品に辿り着きました。とても面白いですし、宿儺様との展開が楽しみです!更新大変でしょうが応援しております!! (2021年4月26日 18時) (レス) id: 9087c45e44 (このIDを非表示/違反報告)
星空の砂時計 - とても面白いですね♪ 作者さんのペースで更新を頑張ってくださいね! 私も呪術廻戦にハマり、作品を書いている者なので機会があれば何処かでお会いしましょう! *´▽`* (2021年4月18日 14時) (レス) id: a21ef6301e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さっく。 | 作成日時:2021年3月26日 8時

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