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そんなワタシは今何をしているかというと絶賛ボランティア活動中である。プロジェクトに参加する選手らの私物を回収し、ボディスーツを配るだけの簡単なお仕事。withアンリちゃん。
「えー……ば、バローくん?」
「……」
「名前合ってる?」
「おう」
さっきから読みが特殊な名前の選手しかおらん。何だよ馬狼って苗字、アニメかよバーロー。なんつって。
そんなバーローくんから私物を回収しスーツを渡す。無愛想だし威圧感半端ないし変な髪型だけど一応ちゃんと応答してくれるので良しとしよう。はい次〜。
……と言った様子で苗字の読みに四苦八苦しながらどうにか人数捌き切りアンリちゃんと部屋に戻ると早速入寮テスト?が行われていた。テストの内容はサッカーを使った鬼ごっこ。……サッカーを使った鬼ごっこって何?
「見てたらわかる。ほら」
「あーね。ドッチボールのサッカー版的なね」
「鬼ごっこだっつってんだろ」
「ボール当ての観点からドッチボールでしょって」
「あーやめやめ。お前と話すと不毛な争いが生まれて仕方がないな」
「はーん? とっても中身のある真剣な争いでしょうが」
「喧しい。どっかいけ」
「ひどいなここの責任者。エゴだけにエゴまみれ」
エゴさんの真横でわざとガハガハ笑っているとエゴさんに肘でどつかれた。流石に痛い。
と思っているとエゴさんが何やら機械を操作し始めたのでそっと部屋の隅に寄っておく。放送中に邪魔をするとガチの逆鱗に触れかねないので。これが引き際を見極めるというやつだ、夜蛾センで学んだ。
そうしてエゴさんが話を終え一息ついている中、アンリちゃんがそれでは、とエゴさんの机の上に置かれていたタブレットを持って何処かへ行こうとする。どこ行くの?と聞くと、それに対して答えたのはアンリちゃんではなくエゴさんだった。
「JFUの記者会見だよ。お前にもこれからアンリちゃんと一緒に会見場まで行ってもらう」
「……え、ワタシも? なんで?」
「お前みたいな呪術師を雇ってくださったありがた〜いJFU会長様にご挨拶に行けってんだよ」
「なるほどね! 御意!」
アンリちゃんの後ろに張り付くようにして早く行こうよと急かす。これは実質アンリちゃんとのお出かけだろう。異論は認めん。
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ことこと(プロフ) - ぐらす。さん» コメントありがとうございます！ちょっと(というかだいぶ)ネジの吹っ飛んだ夢ちゃんのドタバタが見たくて自給自足……そう言っていただけるととても嬉しいです……!!ありがとうございます！ (6月1日 21時) (
レス) id: fe3705f0cd (このIDを非表示/違反報告)
ぐらす。(プロフ) - 夢主さんのキャラが好み過ぎて面白いです・・・！ (6月1日 1時) (レス) @page5 id: 6255010be3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことこと | 作成日時：2023年5月31日 23時
