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外部の何か凄い人たちが来るらしい。エゴさんにそう言われて放り込まれた棟には複数の空き室。どうやらその外部からくる面々はここで暫く寝泊まりするらしい。呪霊コロコロがてらコロコロ転がしてこいということで持たされたクイックル〇イパー。コロコロじゃねーじゃんと思いながら順調にお掃除をすること30分。
「……ん?」
廊下に出ると先程までなかった人の気配。目線を右に向かせれば、ばっちりと目が合う……外国人。外国人!?
「おっ、おぉ……へ、Hello!」
「……Hello?」
「I'm told there are only men on this project...(このプロジェクトにゃ男しかいねえって聞いてるが……?)」
「Manager?(マネージャーか?)」
「I thought the manager was Anri.(マネージャーはアンリでしょう)」
「Hey, hey, she looks like she's in trouble.(こらこら皆さん、彼女困ってますよ)」
やっべ英語全然わかんね。
思わず緊張でワイパーを握りしめすぎてちょっとねじ曲がってしまったしこりゃまたエゴさんに怒られるだろうな。んでもって目の前の彼らもエゴさんの言ってた外部の人だろうし下手に手出し口出ししたらいよいよ本気で脱獄待ったなしだ。頼むエゴさん、ワタシが下手な事喋りたくなる前に逃げの選択肢を用意してくれないか……!!
そう思いつつワタシのことを凝視する五人に対し必死に笑いながら知ってる英単語を捻り出そうと、「I'm a pefect human.」と言うより先に彼ら五人の背後からズドドドドドというとんでもない勢いの足音。これは間違いない。
「ア、アンリちゃん!!」
「すみませんすみませんまだ掃除が終わってなくて!! あ、The room has not been cleaned, so please move on!(部屋の掃除が終わっていないので移動をお願いします!)」
「アンリちゃん……?」
「変なこと言ってないよねAちゃん!?」
「あいむのっとすぴーくいんぐりっしゅ!」
「なら良し!」
そう言って厳つい外国人五名を引き連れ帰っていったアンリちゃんに、ワタシの心配も少しはしてくれよと落ち込んだがそれを後々エゴさんに言ったところ「日頃の行いが悪いからだ」と一蹴された。ぐうの音も出なかった。
──その次の日の夜だ。ワタシが出会ったあの外国人五人……の内の一人、アダム・ブレイクと連絡がつかなくなったのは。
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ことこと(プロフ) - ぐらす。さん» コメントありがとうございます！ちょっと(というかだいぶ)ネジの吹っ飛んだ夢ちゃんのドタバタが見たくて自給自足……そう言っていただけるととても嬉しいです……!!ありがとうございます！ (6月1日 21時) (
レス) id: fe3705f0cd (このIDを非表示/違反報告)
ぐらす。(プロフ) - 夢主さんのキャラが好み過ぎて面白いです・・・！ (6月1日 1時) (レス) @page5 id: 6255010be3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことこと | 作成日時：2023年5月31日 23時
