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「よっ! 相変わらずモテモテホイホイだな、バーローくんや!」
「うぜぇ」
厳つい風貌とは打って変わって頬いっぱいにご飯を掻き込むバーローくんこと馬狼照英の隣の席に腰を下ろし、飛びかかってくる武者もどき共を祓う。試合中でもそうだけどこの男はキングとあだ名がつくくらいにはカリスマ性に溢れてる。いや性格は全然なんだけど、オーラ的なやつね。んでそういうオーラに導かれて、執着心や愛着心のごちゃ混ぜになった呪霊が彼の周囲を蔓延るのである。人の上に立つ人間というのはいつだって良いモノも悪いモノも寄せ付ける。
「まったくさ、モテるってのは大変だねぇ。ここにゃモテる男が多すぎてワタシの仕事が増える増える」
「知らねえよ。そう言うなら何とかしろ」
「できると思う?」
「どうせ無理なんだろ。わかってっからさっさと散れ」
「命の恩人相手に釣れないこと言うなよぉ〜」
バーローくんってばツンデレなんだから、とステーキを一切れ奪い取りそのまま口の中に放り込んだ。うん、美味しい。でも味付け濃いな、ワタシは薄味のもの派である。
案外分厚めに切られていたせいで少し咀嚼に苦労しているとバーローくんが胸倉を掴んで返しやがれクソがと怒鳴りつけてくる。残念、今しがた飲み込んじゃったーとべぇと舌を出す。それがさらに苛立ったのか余計に首元を詰まらせてきた。メスゴリラでも女子は女子、容赦ねえのなとケラケラ笑っていると、バーローくんの正面に座っていた子が咄嗟にといった様子でバーローくんの腕を掴みあげた。
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ことこと(プロフ) - ぐらす。さん» コメントありがとうございます！ちょっと(というかだいぶ)ネジの吹っ飛んだ夢ちゃんのドタバタが見たくて自給自足……そう言っていただけるととても嬉しいです……!!ありがとうございます！ (6月1日 21時) (
レス) id: fe3705f0cd (このIDを非表示/違反報告)
ぐらす。(プロフ) - 夢主さんのキャラが好み過ぎて面白いです・・・！ (6月1日 1時) (レス) @page5 id: 6255010be3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことこと | 作成日時：2023年5月31日 23時
