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Yu side
Aちゃんにすっごい呆れた顔で溜息つかれて心が軋んだけれど、僕はそんなこと気にしないぞ。
だって開始初っ端からケイト先輩はデュースを餌にしちゃうし、ジェイド先輩には助けられたけど笑顔が凄い怖いし、怪物チームにはめちゃくちゃ追いかけられたし……Aちゃんが近くにいる心強さを改めて実感した。
そのことを伝えると、Aちゃんは無表情の中にミジンコ程の共感を示してくれる。
｢はぁ、成程。それはそれは、ご愁傷様と言えばよろしいでしょうか｣
｢取り敢えずAちゃんが横にいてくれたら安心する……あと十五分くらいはこうしてて良い？｣
｢嫌ですよ、動きにくいです。それに貴方、十五分後には試合が終了してしまいます｣
ケイト先輩やジェイド先輩よりも、戦国武将として生きてきたAちゃんの方が本当の意味での危険度は高い筈なんだよね。
なのに何でこんなに安心するんだろう、やっぱり人柄的なことが関わってるのかなぁ。
というか、何でAちゃんとジェイド先輩は僕達の居場所を分かったんだろう……態々遠回りして、僕達のことを助ける為に動いててくれたみたいだし。
｢それは簡単なことですよ。ねぇ、ジェイドさん｣
｢ええ、Aさん。だって、僕達はただケイトさんのマジカメをチェックしていただけですから｣
｢へ？｣
｢事ある毎に写真が上がるので、皆さんの現在位置把握には非常に役立ちました。迂回しようと提案したのは僕ですが、良い狙撃ポイントを見つけてくれたのはAさんですよ｣
｢じゃあ、副寮長が二人同時に現れたのは若しかして……！？｣
｢十中八九、ケイトさんのマジカメの写真でしょうね。怪物側にはトレイさんもいらっしゃることですし｣
｢あちゃー……で、でもさ、今回はそれで救われたじゃんっ？｣
冷や汗をかきながら、髪の毛をくるくる指で巻いて弄っているケイト先輩に対して僕とグリムからジトリとした視線が送られた。
その後に一旦状況整理をしたところ、僕達の手持ちアイテムは豆が二十粒と『三十秒だけ小さくなれる』魔法薬、『十秒だけ速く走れる』魔法薬だけだった。
その他はビーンズシューターSとL、それとAちゃん専用らしいビーンズシューターLの三つだけ。
｢そうだ……あの、Aさん｣
｢はい、如何されました｣
｢僕に少し考えがあるのですが、勝率がどれ程か判断してもらえますか？｣
ジェイド先輩はAちゃんの耳に唇を寄せて、こしょこしょ話をし始めた。
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ゆるり(プロフ) - ゆゆ。さん» 黒執事好きですよ！！ ハムレットが出てくるんですか……！？ 漫画の購入が途中で止まっていまして……笑 近々揃えてちゃんと読んでみます！ でも！ 黒執事は凄く好きです！！！ (2020年8月20日 1時) (
レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ。(プロフ) - 凄く面白いです！(前の作品にコメごめんなさい…)ハムレットって黒執事にも出てきますよね…！もしかして作者様黒執事好きだったりしますか…？私的にはハムレット出てきて嬉しかったです（笑） (2020年8月19日 16時) (レス) id: ead64206de (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり(プロフ) - マツリカさん» こちらこそリクエストありがとうございました！私もクルーウェル先生大好きなので書いていて楽しかったです！ (2020年5月22日 6時) (レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
マツリカ(プロフ) - クルーウェル先生のお話ありがとうございました！！一生の宝物にしますうううつ！！！！ (2020年5月22日 6時) (レス) id: 88d493ffab (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり(プロフ) - えむさん» こちらこそありがとうございました！ 勿論、リクエストは受け付けております〜！私でよければまたどうぞ！ (2020年5月21日 16時) (レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるり | 作成日時：2020年5月3日 19時
