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日本固有種の節分草と酷似しているその花は、節分草と同様に"拒絶"、または"微笑み"という正反対に思えるような花言葉を持っている。
そして、その花言葉通りの効果を持つ魔法薬を作り出すことが出来るのだ。
ある作り方では、ある程度の威力の魔法ならば拒絶して、跳ね返すことが可能となる魔法薬を。
異なる作り方をすれば、思わず微笑んでしまうような幸せな気分になれる魔法薬を。
｢なれど、この植物は栽培がとても難しいのです｣
｢だからここで育ててみてんの〜？｣
｢その通りにございます。それ故、この植物には触れないように気を付けて下さいませ｣
｢わかりました！｣
｢良いお返事です。……さて、私と共にオクタヴィネル寮へと向かいましょうか。アズールさんが貴方達を探しているでしょうし｣
右手をジェイド、左手をフロイドの小さくやわっこい手と繋いでから植物園を出て、オクタヴィネル寮へ行く為に鏡舎へと移動を始めた。
道の途中で擦れ違った一年生組やイデア、シルバーからぎょっとした顔を向けられたものの、A自身も詳細は理解出来ていないのだから説明することは不可能である。
言葉を濁し、今からアズールから説明してもらうつもりだと話せば、皆は一様にして安堵の息を吐き出した。
｢あいつら変なの。オレとおねーちゃんが家族なわけないじゃん｣
｢そうですね、フロイド。僕達はさっき会ったばかりですもんね｣
｢……しめちゃう？｣
｢しめちゃいますか？｣
｢他人の思考位は自由にさせてあげて下さい｣
幼くとも危険思考に変わりはなかったようだ。
ユウ達からすれば、Aがフロイドとジェイドとそっくりか子供の手を引きながら、鏡舎へと向かって歩いている光景は信じ難いものであろう。
それを理解しろとは言わないが、せめて他人が害意や下心を微塵も持たない状態で何かを想像すること位は許してやって欲しいものだ。
不穏な言葉を口にし始めた二人を諌めていると、進行方向から目的の人物が駆け寄ってきた。
｢A！｣
｢おや、アズールさん……と、お二人も｣
｢ふふふ。こんにちは、A。僕達の"分身"を預かって頂きありがとうございました｣
｢……ふむ、成程。大方の事情は理解致しました｣
｢流石A、話が早いねぇ。つーわけで、そいつらもらってくね｣
フロイドの言葉に従い手を離そうとしたその時、何故か分身体の双子は寧ろぎゅっと力を込めて握り直した後、彼らを威嚇するように歯をガチガチと鳴らし始めてしまった。
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太宰、乱歩などの頭脳派推し - いろんな世界に行ってるみたいなので、其処で知ったボカロなどを歌ってみてほしいです！歌ってみた的な。 (2022年3月14日 3時) (
レス) @page20 id: 6e38a4139d (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり(プロフ) - 舞夜桜さん» リクエストですね、大丈夫ですよ！ 喜んで承ります〜！ 少しお時間いただきますね。 (2020年7月27日 21時) (レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
舞夜桜 - モブ男が夢主を襲う｢身体中を触ったり、叩いたりする」 それを目撃したキャラが激おこする。 とか書けますでしょうか？ 無理でしたら大丈夫です！ (2020年7月27日 20時) (レス) id: 7970974f99 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり(プロフ) - ミミズクさん» ありがとうございます〜！！ 無理してませんよ！ 楽しくやってますから！ これからも頑張りますね！ (2020年7月17日 9時) (レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
ミミズク - いつ見ても最高です！更新無理せず頑張ってください!!! (2020年7月16日 23時) (レス) id: e138928b3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるり | 作成日時：2020年7月4日 16時
