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6章 お父さん ページ28

私の病室のドアをゆっくり開けて入ってくる老人。


私の病室は一人用だから、込み入った話も周りに気にせずできそうだ。


ジョセフ・ジョースターに以前のようなハツラツとした若々しい面影はなく、シワが目立つ穏やかな印象だった。


「お前さんが、Aかの?」


「こんにちは、ジョ......いや、お父さん。」


仗助が目を見開いて、何ッ!?と私の顔を見下ろした。


今、本当の自分をさらけ出せたら、どんなに楽だろう。


ねぇ。


仗助、そんな目で私を見つめないで。


そんな悔しそうに顔を歪ませないで。


私は仗助、アンタのお姉ちゃんじゃあないの。


「ねぇ、お父さん?一つ聞いても良いですか?」


「構わんが、何かのぉ?」


穏やかな笑顔で私を見つめるジョセフ。


でも、この場には何となく張り詰めた緊張感があった。




「ねぇ、奥義波紋シャボンランチャーって、ご存知ですか?



それとも、





このいいかげんな性格を好きになる女の子なんているのかね──ッネッシー探すのより骨がおれるぜ───っ!


の方が、イライラしてピンときちゃうんじゃあないですか?」


時が止まったかのような静寂。


「な、んじゃと?お、お主!それは....。」



ジョセフの緑の瞳から溢れる涙。


「シーザー・アントニオ・ツェペリ、あなたの戦友ですね?」

「どういうことだ、A。きっちり俺たちにも分かるよう説明しろ。」




不安そうな顔になったり、怒ったり、色々な表情を見せる仗助と15年一緒に居たけど、





今みたいに複雑な、





例えるなら、大切に育てた花が枯れてしまったときのような寂しい顔をみたのは、






今日が最初で最後なのかも知れない。




ねぇ、シーザー、ジョナサン?

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うゆ@uyu(プロフ) - 勉強は許可しないィィィ!!! (2021年11月16日 17時) (レス) @page9 id: e2f46f9938 (このIDを非表示/違反報告)
初流乃 - わ、お気に入りが!!21人の方に!?ありがとうございます (2017年3月21日 11時) (レス) id: f4cd32f168 (このIDを非表示/違反報告)
初流乃 - お待たせして、すみません!りんりんさん、応援ありがとうございました。無事、公立に合格しましたので、更新していきます! (2017年3月21日 11時) (レス) id: f4cd32f168 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - 受験頑張ってください!!p(^_^)q更新楽しみにしています!! (2017年1月14日 18時) (レス) id: fc8b7667f1 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - 受験頑張ってください。応援してます!! (2017年1月13日 9時) (レス) id: fc8b7667f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:初流乃 | 作成日時:2016年12月12日 14時

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