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チョコレートをもう一度口にした瞬間、突然エーミールさんがソファに座っていた私の隣にやって来た。腰に手を回され、逃げ場がなくなってしまう。
「ほら、早くお菓子を差し上げてくれないと悪戯してしまいますよ？」
「でも…お菓子持ってないです…」
「お菓子なら今ここにあるでしょう？」
そう言ってエーミールさんは突然私にキスをしてきた。
「！？…っふ、ん……ぁ………」
エーミールさんは私の息が漏れた瞬間を逃さなかった。僅かに開いた唇の隙間から舌を侵入させ、私の口内にある溶けかかったチョコレートを奪い取ろうと暴れ回る。
このままではチョコレートもろとも溶かされてしまう。そう察知し彼からの脱出を試みようと体を動かすが、エーミールさんの片手は私の後頭部、もう片方の手は腰を固定していてどうしようもなかった。
ようやく解放されて必死に酸素を求めていると、エーミールさんが私を押し倒してその上に跨ってきた。
「Aさんの味がして美味しいですが、まだまだ足りませんね。ちゃんと私が満足できる量のお菓子を提供していただかないと」
「だから、お菓子持ってないですってば…」
「おやおや…それではこうするしかありませんね」
エーミールさんはネクタイを外し、私の手首をきゅっと拘束した。
「そのような格好で外を出歩いてここまで来たのが気に食わないですね。お仕置きも兼ねてたっぷり悪戯を楽しませてもらいますよ」
そう言って私の頬を片手で撫でるエーミールさんの邪悪な笑顔は悪魔のそれである。
いつの間にか頭につけていたツノのカチューシャは外れ、床に転げ落ちてしまっていた。
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野菜(プロフ) - 冬のみかんさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！これからも「好き」と言っていただけるようなものをお届けできるよう2人で頑張りますね！ (2022年1月28日 9時) (
レス) id: 27822127af (このIDを非表示/違反報告)
冬のみかん - 初コメ失礼します。いつも見させていただいています！本当に好きです！これから続編の方でも頑張ってください！応援させていただきます！ (2022年1月28日 3時) (レス) @page2 id: b5169bd6bc (このIDを非表示/違反報告)
青条(プロフ) - 奏さん» コメントありがとうございます！イラスト素敵ですよね！お話読んでくださってありがとうございます。頑張って制作して参りますので気長にお待ちください……！ (2021年10月29日 21時) (レス) id: 3b14859680 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - ぇイラストかっこよ。お話だけでも最高なのに!これからも作者様のペースで頑張ってください! (2021年10月29日 19時) (レス) id: 00420758bc (このIDを非表示/違反報告)
野菜(プロフ) - ラグさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ (2021年10月9日 19時) (レス) id: 5520a4b1a9 (このIDを非表示/違反報告)
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