十五 ページ17
やばいみんなを不幸にしてしまう
どうしようどうしようどうしようどうしよう
そうだ…胡蝶さんなら…
次の日私は布を頭から被り蝶屋敷に向かった
嗅覚や聴覚全てにおいて優れているから前が見えなくても大丈夫
『胡蝶さん。お願いがあるんです』
「あらAさん。何故布を?」
『顔を隠すためです。』
「はぁっ…そうですか。お願いはなんです?」
『記憶を消す薬を作って欲しいの』
「それはまたなぜ?」
『柱の人達の私の顔を見た記憶を消すためです』
「私にも作ったのを飲めということですか?」
『そうなりますね』
「作れますけど条件があります。1つ私は飲みません。2つ他の方には食事などに混ぜて飲ませます。3つ竈門くん我妻くん嘴平くん3人対Aさんで勝負をして欲しいです。」
ぐっ…胡蝶さんが飲まないのは仕方がないか
『1と2は分かったのですが、3はなぜ?』
「あの3人はとても良い同期です。柱最強のAさんにどこまで通用するか見てみたいのです。単なる私の気まぐれですよ。どうしますか?Aさん」
『分かりました。ではお願いします』
「出来次第鴉を飛ばします。蝶屋敷周辺にいてください」
『はい』
私は今蝶屋敷付近の和菓子屋に来ている
薬を作ってくれるのだ
お礼の菓子のひとつでもと思ったからだ
「何探してるんだい?」
店の老人が声をかけてくれる
『日頃からお世話になっている方に何か礼をと思いまして。何かいいものありますか?』
「それならこれとかどうだい?若い娘に人気なんだ。」
そこにはいちごだいふくという大福にいちごが入った美味しそうな和菓子があった。
『本当に美味しそう。これを10個ください。1つは別で包んでください』
「はいよ」
1つは胡蝶さん。1つはカナヲ。1つはアオイちゃん。1つはなほちゃん。1つはきよちゃん。1つはすみちゃん。1つは竈門くん。1つは我妻くん。1つは嘴平くん。
この9人に1個ずつ。
1つだけ包んで貰ったやつは自分ようだ。
そろそろかなーと思いながら蝶屋敷に帰り誰もいない空き部屋を貸してもらいそこで自分の分のいちごだいふくを食べる
『…ん。おいしい。』
絶品だ!
コンコン
「Aさんいらっしゃるんですか?出来たのでこちらにいらしてください」
胡蝶さんに呼ばれ先程の部屋に戻る
『はいこれどうぞ』
「まぁ良かったのに。」
私は完成した薬を握りしめて先程の和菓子屋へ走った
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ゆーちゃん - たーちゃんさん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年3月18日 14時) (レス) id: 0ff501ec0d (このIDを非表示/違反報告)
たーちゃん - とても、おもしろかったです。これからも、頑張ってください! (2020年3月16日 21時) (レス) id: 66fad934a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆーちゃん | 作成日時:2020年2月1日 16時