最後のページ ページ18
ほとんど埋まった食堂の席
すっかり狭くなったリビング
初めてここに来た時の物寂しさはどこへやら、どんな時でも声が絶えない家になった。
後の研究で私は異種族に好かれやすい体質であることが判明したり、魔力の流れを整え暴走を防ぐ器具が発明されたりと、ほんの僅かだが人間と異種族が共存できる道が開かれていっている気がする。
ショッピくんもひとらんもこの器具のおかげで生活に支障をきたすことは無くなりそうだ。よかったよかった。
ちなみにグルッペンにその好意は私の体質のせいかもしれないことを話したが、
「だからどうした。関係ないだろう？俺がAを好きだと感じた、それ以上の理由は余分だ。」
と言われてしまった。
先の『魔界に連れてく』発言が無ければ彼に惚れていたかもしれない。イケメンが過ぎる。
ああ、それと生活が変わった点なら、毎日送り迎えが付いたことも特筆すべきだろう。
実は、気づいていなかったのだが、何度か低級の悪魔や妖精などを連れ帰ってきていたらしい。
この家に着いた時点で逃げ帰るらしいのだが、私は催眠に掛かりやすいということから、万が一を考えて交代制の送迎係を作ることにしたという。
恥ずかしいからやめてくれ。
とまぁ、変わった点は幾つかあるが今日も平和に暮らしている。
明日も幸せな生活が送れればいいなぁ
##########################
閉じられたノートの表紙にはエンゼルフィッシュが描かれている。
2冊目に手を伸ばすと同じようなエンゼルフィッシュの絵が描かれていた。
2冊目を開きますか？
▼ はい ←
▽ いいえ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 376人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ウラシル@ひぃ(プロフ) - アルテアさん» コメントありがとうございます。喜んで頂けたようで何よりです。アルテアさんの満足いく姿になっていれば良いのですが。 (2019年6月22日 21時) (
レス) id: a76b54135a (このIDを非表示/違反報告)
アルテア(プロフ) - ついにひとらんらんさんが！やったー！ありがとうございます！ (2019年6月16日 14時) (レス) id: c628398586 (このIDを非表示/違反報告)
ウラシル@ひぃ(プロフ) - 倉の中の石さん» コメントありがとうございます。はい！頑張りますね！ (2019年6月1日 20時) (レス) id: a76b54135a (このIDを非表示/違反報告)
倉の中の石 - すごく面白いです！更新頑張ってください！！ (2019年5月28日 4時) (レス) id: 873805d7e2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ウラシル@ひぃ | 作成日時：2019年5月26日 21時
