イナズマイレブン～脅威の侵略者編～第7巻 (ページ5)

今日:5 hit、昨日:2 hit、合計:13,803 hit

（２８３）白恋中ページ5

紺子「すごーい！本物の雷門中だあ！」

居屋「あの日本一のチームがここにいる！サイン、ちょーだい！」

雪野「あ～！ウワサの目金くんだあ～。握手、握手」

白恋中に着くなり、ジャージ姿の白恋中サッカー部に快く迎えられた。

部室に入るなり、水狂言がストーブに衝突せんばかりの速度で側に向かったのは言うまでもない。

空野「ようこそ白恋中へ。円堂くん」

部員の1人、空野が円堂と握手を交わした。

円堂「すっげー。みんなオレ達の事知ってる！」

壁山「フットボールフロンティアで優勝した実感がようやく湧いてきたッス」

風丸「円堂、目的はそれじゃないだろ？」

円堂「え？あ、そっか」

円堂は後頭部に手を回して苦笑した。

カヤ「おぉ～う……。マジでストーブあったけぇ～……」

チトセ「温まるのはいいが、逆に当たりすぎて熱を出すなよ。前みたいに看病はしてやらんからな」

カヤ「でも、そう言うけどしてくれんだろ、チーちゃんは？」

チトセ「調子に乗るな」

カヤ「いって」

痛くない拳が水狂言の脳天に落ちる。

チトセ「……ほら、俺のコート使え。替えのあるから」

カヤ「……サンキュ、チーちゃん」

なんだかんだ言って、本当に自分のことがわかってる、いい"弟"だと思う。

思うだけ思って、水狂言はまだ冷たい両手をこすり合わせた。

瞳子「吹雪士郎君は？どこにいるのかしら」

紺子「吹雪君？今ごろスキーじゃないかな。今年はジャンプで100m目指すって言ってたもん」

居屋「いや、きっとスケートだよ。3回転半ジャンプができるようになったって言ってた」

雪野「オイラはボブスレーだと思うなあ。時速100キロを超えたって言ってたよお」

風丸「スキーに、スケートに、ボブスレー……それで、熊殺し？」

円堂「そんなにスポーツができるなんて！すごいやつだな！ますます会うのが楽しみになってきた！」

さっきよりさらに興奮する円堂より、次に部室の入口から足音がした。

居屋「あ、帰ってきたんじゃない？」

紺子が部屋のスライドドアを開けて廊下を覗きこんだ。

紺子「あっ、吹雪くんだ！」

チトセ「……おい、吹雪士郎の外見の特徴とかは？」

カヤ「いや、だからオレもちょっとしか見てないんだってば。顔はまぁ、見たらソイツかどうかわかるかも？」