イナズマイレブン～脅威の侵略者編～第7巻 (ページ4)

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（２８２）少しずつページ4

蓮『おはよう、セイ』

聖羅「ん。もう昼だけど」

円堂「うお？！しゃべった！」

しかも外見に反して声がスッゲー渋かった。

聖羅「クロイド。主にインターネットとかを用いたサポートの人工生命体」

円堂「ロボットってことなのか？」

聖羅「ま、そうなるかもな」

空翼は蓮を片腕で抱き上げ、頭の毛を逆立てて掻き回した。

聖羅「ぽわぽわ～……」

蓮『遊ばないでくれ』

蓮は仰け反るが、拒絶というわけでもなく小さな両前脚で空翼の胸をぺしぺしとたたいた。

……ちょっとだけ、蓮がうらやましいと思ってしまったオレはよほどの変態かもしれない。

けど、こうやってふわふわな蓮を撫でる空翼を見てたら……

さっきも言いかけたけど、嫌いじゃない事をしてる彼女まで、漂う空気がふんわりと柔らかく見えてくる。

表情を表に出さなくとも、そんなとこも可愛いなと思う。

円堂「なぁ！その、蓮……だっけ？オレも抱いてみたい！」

聖羅「…………」

チトセ「(ショウは俺達ですら一度も蓮を触らせてくれない。出会って日の浅い奴なんかに……)」

聖羅「いーけど。手荒に扱わねーなら」

円堂「マジ？サンキュ！」

チトセ「？！」

カヤ「なーんか、ソラとマルちゃんちょっと仲良くなったんじゃねーか？仲良き事は良い事かな～」

チトセ「(……円堂守は良くて俺達は駄目なのかよ……！)」

リク「チトセさーん。顔怖いですよー」

葉月「せっかくの美形が台無しだねえ。今この上無くブサイクだよ」

カヤ「マサ、それ言っちゃダメ」

葉月「ああ、それもそうだねえ。本当のコトを、思っててもすぐ口にしたら誰であれ失礼だよねえ。特にチトセ君は」

チトセ「シバいたろかお前」

円堂「おぉ～！スッゲーふわふわだ」

聖羅「……蓮はふわふわじゃねーよ、ぽわぽわだ」

円堂「(可愛い表現するなぁ、ホントに……！あー、やばい……キュンときた)」