上機嫌 ページ23
[神威]
俺と阿伏兎は春雨の船に帰還して、上の元老たちに報告を終えて今は部屋に向かっていると
阿伏兎「なぁ団長。
さっきから気になっていたんだが、なんでそんな上機嫌なんだ?」
神威「そう?いつもと変わらないよ。」
そう言うと阿伏兎はらしくない顔をする。阿伏兎の奴、何か隠しているな。
神威「言いたいことありそうな顔しているね。」
阿伏兎「い、いや。
ずっと考えていたんだが団長あの見廻組のじょーちゃんになんで名前で呼び合おうなんて言ったのかわからなくてなぁ。
団長は殺す対象にした奴らのこと名前で呼んだことねぇのに。」
神威「別に意味なんてないよ。ただなんとなくさ。」
阿伏兎「なんとなく…か。
まさかとは思うが団長惚れたか?あのじょーちゃんに。」
は?何を言いだすかと思えば、
神威「そんなわけないだろ。
名前で呼び合うだけでなんでそうなるんだよ。
俺は強い奴にしか興味がない。Aは強い。
だから興味がある。ただそれだけだよ。」
阿伏兎「そ、そうかい。まぁあの団長に限ってそれはねぇよな。聞いた俺が馬鹿だった。今日は寝ろ。団長今日は上機嫌で気持ちわりぃ。
んじゃ、おやすみ。」
そう言って阿伏兎は自分の部屋へすぐに戻った。
上機嫌で気持ち悪いって失礼な奴だな、まったく。
でも阿伏兎が不思議に思うのも無理もないかもしれない。俺もAに名前で呼んでと言った時は自分でも驚いた。
心より体が先に言ってしまった感じだった。
Aと同じ見廻組にも強い奴は沢山いるのに、
なんで俺はAにだけ殺しあう約束をしたんだ?
自分でもわからないけど、まぁ1つ言えるのはAと戦うのが楽しみで仕方がない。それだけは心も体も言っている。
早く将軍暗殺終わらないかなー。
俺はそう思いながら眠りについた。
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海月(プロフ) - まっちゃむーしゅさん» すみません。急いで直します。教えてくださりありがとうございます。 (2018年12月20日 17時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - 川上じゃなくて河上ですよー! (2018年12月20日 16時) (レス) id: ea9a3f21f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海月 | 作成日時:2018年12月6日 12時