城へ潜入 ページ11
[A]
銀時「ならなんで?」
私はこれ以上話すと侵入していることがバレると思い立ち上がり
A「あなたには関係ない。」
そう言ってその店から立ち去った。
私は店から歩き、鳳仙の城へ向かう。
さっきの店員の話でだいぶ情報を聞くことが出来た。
あとは私がこの城にこっそり侵入して、最上階にいる鳳仙の会話を盗み聞きして城から出て、異三郎に報告すればとりあえず情報を流すという仕事は終わる。
私は城の前に着くと、店員が言っていたように百華が検査を行っていた。
女の私、しかも隊服を着ているからこれは誤魔化せないと思い、他に侵入できる所がないか探すと1つのドアがあった。
関係者しか立ち入らないようなドアだが、そこから入るしかない。
私はそこのドアから城の中に入る。
城の中に入るととにかく広すぎて道に迷いそうだが、最上階まで階段でヘトヘトになりながらも上がって着く。
最上階に着いて目の前に頑丈に鍵をかけられた部屋が1つあった。
おそらく日輪という女がいるのであろう。
ここまでするとは、よっぽど鳳仙は日輪への独占欲が強いんだな。
私はその部屋を見て、長い廊下をこっそりと歩き出す。
おそらく鳳仙のいるであろう部屋の前の襖にたどり着いた。
部屋の中から三味線の音と、笑い声が聞こえてくる。
おっさんの笑い声だからおそらくこれが鳳仙であろう。私は近くの物陰に隠れて鳳仙の話している内容を盗み聞きする。
鳳仙「それで、明日春雨が来ると聞いたがまさか第七師団が来るとは。」
!!
ちょうど良いタイミングで明日の話をしている。ラッキーだと思い耳を傾ける。
誰かと話しているようだ。男の声?
男「はい。団長みずから来るらしいですよ。」
鳳仙「ほぉ、あの神威が。
あいつが吉原に来るとは、しばらく会わぬうちに飯以外の味でも覚えたか。あいつも。」
男「あの団長さんに限ってそれはないでしょう。おそらく鳳仙様とやり合いに来るのでは?」
鳳仙「ふっ、我々夜兎とはそういうものだ。戦いでしか話すすべを知らない。」
え!?我々夜兎!
鳳仙って夜兎族だったのか。
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海月(プロフ) - まっちゃむーしゅさん» すみません。急いで直します。教えてくださりありがとうございます。 (2018年12月20日 17時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - 川上じゃなくて河上ですよー! (2018年12月20日 16時) (レス) id: ea9a3f21f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海月 | 作成日時:2018年12月6日 12時