銀髪の侍 ページ10
[A]
A「へぇ、そうなんだ。イケメン想像しちゃっていたあはは。
鳳仙のあの城、随分立派ね。あんなに大きいとどこに鳳仙がいるのかわからないね。」
店員「鳳仙様はいつも決まって最上階にいますよ。そこは日輪様がいらっしゃるので。」
日輪、吉原の太陽という噂は耳にしていたが、、
A「日輪ってどういう人なの?」
店員「日輪様はとにかくお美しい方ですよ。この吉原に来た男性は必ず拝みに行ってますもの。」
そうなんだ、どういう人か純粋にみてみたくなる。
A「へぇ。そんなに人気者ならみてみたいな。」
店員「日輪様はこの吉原の遊女の中でも一番位が高いのです。なので日輪様に会うことは出来ませんが、下から見ることなら出来ます。」
会うことは出来ない、か、。
おそらく鳳仙が日輪という女を外に出さないんだろう。
A「そっか、残念。鳳仙のあの城すごい大きいですよね。立派だなって思ってたんですよ。あの城には入れないのですか?」
一番聞きたかった事を聞いてみる。
店員「いいえ、一般客も入れますよ。ですが百華が荷物検査などをして入る許可を得た人しか入れません。また、ただの一般人ではダメです。
鳳仙様に利益のある情報やお金を持ったものでないと。
要するに、お金持ちしか入れないんです。」
なるほどね。
A「そうなんだ、残念。私もっとお金持ちになってあの城に入れるようにするね!きっと城からみる景色が綺麗だもん。」
私がわざと演技で入りたい風に言うと店員は顔を曇らせる。
店員「そんなに、、よくもないですよ。この吉原は偽りの恋愛をしている場。
女は地獄、男は天国の吉原。だから、あまり良いものではありませんと思いますが、是非、城に入って見てください。」
そうなんだ、
A「わかった。」
私は笑顔を作ると、隣で団子を食べていた銀髪の侍が口を挟んでくる。
銀時「へぇ、女で城に入りたいなんて珍しい事を言う奴もいるんだな。」
誰だ?こいつ。
侍が話しかけてきたので店員は店の中に入ってしまった。
もうキャラ作らなくて良いので私は素で話す。
A「別に、興味はない。ただ入らないといけないから。」
銀時「そおかい。まさかお前さん遊女になりたいのか?」
A「そんなわけないでしょ。」
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海月(プロフ) - まっちゃむーしゅさん» すみません。急いで直します。教えてくださりありがとうございます。 (2018年12月20日 17時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - 川上じゃなくて河上ですよー! (2018年12月20日 16時) (レス) id: ea9a3f21f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海月 | 作成日時:2018年12月6日 12時