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その22 ページ48

昔から運動神経は良かったし、手先も器用な方だった。
だからか、武術の心得も、火器を扱うことだって、教えて貰えば直ぐに修得することが出来た。



元々向上心が強かった方だし、そして何より、女だからと言って馬鹿にされたくなかったから、前所属していた組織では率先して最前線で戦った。

だけど高杉さんは、
私が戦場に立つ事をよしとしなかった。

でも私だって鬼兵隊の一員だし、それに同じ女であるまた子ちゃんだって戦ってる。
納得出来なくて問い詰めてみたけれど、高杉さんはダメだの一点張り。

その悔しさから、どうしても彼に認めて欲しくて沢山努力した。




「やあ、どうも」

「何だあ?貴様...」

「オイ、おじょーちゃん。こんなとこに何しに来たんだい?」

「ココは怖い人でいっぱいだから、ガキはとっとと帰んな〜」




私は夜兎族でもないし、頭がキレるって訳でも、
何か特別な才能があるって訳でもない。
誇れるとしたら、ただ、人一倍運は良いってことと、高杉さんに対する想いは誰にも負けないと思う。



「単刀直入に言うよ。ウチのボスが、アンタ達の資源を欲しがってる。ほんの一部だけでもいいから、その資源をウチの組織に横流ししてほしいの。勿論報酬は弾む。どう?悪い話じゃないでしょう?」



鬼兵隊に所属した時から今も、私の気持ちは変わらない。




「ふざけたことを!そう易々と手放すワケがないだろう!」

「まーまーそんなカリカリしないで。別に戦いに来たわけじゃないのよ!だって見てよ、ここにだって私一人で来たんだから!」

「まさか本当に一人で来たと言うのか」

「そうだよ。だからどう?此処は穏便にーー」

「ほう。ならば見せしめに貴様を処分するとするか」
「はあ...そう簡単には行かないか」



やっぱり私は、貴方についていきたいし、守りたい。貴方が目指すものを全て実現してあげたいと思う。



「仕方ない...。それなら私も本気出しちゃうもんねーーッ!恋する乙女のパワーナメんなよ〜?!掛かって来な!!」

「やってしまえーー!」

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ソラ - りおさん» コメントありがとうございます!思い付きで更新しているため、不定期になってしまい、読書の方には迷惑をかけております汗なるべく更新していきたいと思っているので、よろしくお願いします!♪ (2020年2月12日 18時) (レス) id: c2cc8b33f9 (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - 高杉さんかっこいい…… ここからの展開が楽しみすぎます、!!! そして主様更新頑張ってくださいッ (2020年2月12日 16時) (レス) id: f7e6660386 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ - きょこさん» コメントありがとうございます!また更新が遅れて申し訳ないです...。きままな更新で行きたいと思ってますので、ちょくちょく覗きに来てくださると嬉しいです♪ (2020年2月12日 0時) (レス) id: 64cc8cd8ee (このIDを非表示/違反報告)
ソラ - 沖田レイアさん» ありがとうございます〜!そう言って貰えると大変嬉しゅうございます♪亀更新で申し訳ないですが、最後までお付き合いくださいませ。。 (2020年2月12日 0時) (レス) id: 64cc8cd8ee (このIDを非表示/違反報告)
きょこ - 続き楽しみにしてました!これからの展開が楽しみー!はぁ…無理やり腕掴まれたい… (2020年1月28日 23時) (レス) id: 6828360e61 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ソラ | 作成日時:2019年10月30日 14時

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