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高杉さんを守りたい。その1 ページ11

高杉さんから呼び出しをくらった。
あんなことが(まあ、自分が勝手にやらかしてただけなんだけど)あった手前、あまり顔は合わせたくない。

以前はすぐにでも飛んでいっていただろうが、今日はめちゃくちゃ足取りが重い。気持ち的なのもあるけど、昨日調子に乗って飲みすぎたせいか、物理的にも重かった。




(...普段は仕事の話でも呼び出したりなんかしない癖に)



そう、普段の彼は、基本的に仕事の事については幹部を通してくる。それなのに今は、わざわざ呼び出した。

ジワリと胸の奥から滲んだ不満に、顔をしかめる。きっと、これからまた良くない事が起こるんだろう。
ちらっと見かけた今朝の高杉さん、めちゃくちゃ不機嫌だったし。



(もしかしたら斬られるかもな)



そんな事を思いながら向かった足は、彼の自室へと辿り着いた。



「ーー失礼します」



控えめにノックをして扉を開けると、すでに高杉さんは私を待っていた様で、座れと顎をしゃくった。


「ご、ご用件は?」


初めて入る、高杉さんの自室。きっと前の私なら、これでもかと見渡しただろうに、今はそんな気にもすらならない。
それはきっと私が最悪な状況を想定しているからだ。

こんな形で入りたくなかったといえば嘘になるが、もしこれが最期ならそれも悪くないかもだなんて呑気に思いながら、彼の言葉を待った。


「ーー近々、江戸に降りる。デケェ商談があってな。その際にテメーに任せてェ事がある」

「は?」

「内容だがーー」

予想外の話に頭が追い付かず、思わず聞き返した私に、高杉さんは続ける。



「その商談を嗅ぎ付けた奴等が奇襲を仕掛けてくるかもしれねェ。だからテメーには俺の護衛で、同行してもらう事にした」

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ソラ - りおさん» コメントありがとうございます!思い付きで更新しているため、不定期になってしまい、読書の方には迷惑をかけております汗なるべく更新していきたいと思っているので、よろしくお願いします!♪ (2020年2月12日 18時) (レス) id: c2cc8b33f9 (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - 高杉さんかっこいい…… ここからの展開が楽しみすぎます、!!! そして主様更新頑張ってくださいッ (2020年2月12日 16時) (レス) id: f7e6660386 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ - きょこさん» コメントありがとうございます!また更新が遅れて申し訳ないです...。きままな更新で行きたいと思ってますので、ちょくちょく覗きに来てくださると嬉しいです♪ (2020年2月12日 0時) (レス) id: 64cc8cd8ee (このIDを非表示/違反報告)
ソラ - 沖田レイアさん» ありがとうございます〜!そう言って貰えると大変嬉しゅうございます♪亀更新で申し訳ないですが、最後までお付き合いくださいませ。。 (2020年2月12日 0時) (レス) id: 64cc8cd8ee (このIDを非表示/違反報告)
きょこ - 続き楽しみにしてました!これからの展開が楽しみー!はぁ…無理やり腕掴まれたい… (2020年1月28日 23時) (レス) id: 6828360e61 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ソラ | 作成日時:2019年10月30日 14時

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