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滝の扉‘‘壱 ページ26

むすっとした顔でツナカンは俺らの後ろをついて歩く。


無「なんか悪いことしちゃったね....」


小声で無音が呟く。

まぁそうだけど。

『あれはツナカンが悪いでしょ』




なんて会話を続けていた。






ツ「ね、もるでおちょっと良いかな?」




ゆとりがお腹すいたと声をあげていたとき、
ツナカンが俺の腕を掴み二人から離れたところに連れていこうとグイグイ引っ張る。




『ん?』



腕を引かれるままについていくと、

ポケットから鍵を出してきた。



『何?それ』


と聞くと、


ツ「今日起きたら額の中にあった。 もしかしたらなんだけど、


滝が開くのかもしれない。」




鍵についているタグは【準 整備室】と書かれていた。


整備室は屋上階の奥にあるが、準 整備室はこの美術館の地図には載っていないところである。



そういえばさっき無音もそんな感じの事を言ってたな.....


ツ「問題は」




『滝が開いたらどうなるのか。』



ツナカンはコクリと頷いた。




美術館に関する資料は各額内にたっっっっっくさん置いてある。



読んでも大体の奴は理解できずに本を閉じるのだが、
ツナカンはすべてを理解できて、

暗記できるくらいだ。


だからこの美術館の事を一番よく知ってると言っても過言ではない。




ツ「滝が開いくのは、追放すべき者がいる時と助けるべき者がいるとき、


またはその両方。



ただ、この美術館独自の禁止事項を破るだけで追放はされない。

助けるべき者とは他人に乗っ取られた者のおかした罪が追放されるべき内容の場合、

その乗っ取られた者を指す。」



ツナカンがそう言いながらメモ帳に文字を走らせる。




改めてそれを読むと、一人のかおが浮かび上がった。


ツ「そしてもうひとつ。 追放と助け以外にもうひとつ。滝が開くことがあるらしい。



んだけど、それはどの資料にも載っていなかった....」






そういってツナカンは少し申し訳なさそうに下を向いた。





『もう、こんなに調べたのかよ....』


流石ツナカン。



ツ「もう、って言っても何年も追放されてたんだから暇で暇でねw」



笑うツナカンにまた腕を引かれ、




無音とゆとりの待つ場所に戻っていった。

追放されるべきもの→←下ネタは大人の前ならなおさらダメ。



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さわ(プロフ) - 櫻木さん» 返信遅なってしまい、申し訳ありません!垢は違いますが甫丹です!! 続きはもうしばらくお待ちくださいませ!これからもよろしくお願い致します! (2018年11月27日 11時) (レス) id: 301fe0be56 (このIDを非表示/違反報告)
櫻木 - 初コメ失礼します! まさか、こんな展開になるとは...!! 毎度楽しく見させていただいております!!これからもどうか無理せずに投稿してください!!続き待ってます!! (2018年10月24日 19時) (レス) id: 2a67047880 (このIDを非表示/違反報告)
甫丹(プロフ) - 郁 さん» ありがとうございます!これ使って涙拭いてくださいね♪(ハンカチ)これからもどうかよろしくお願いします! (2018年5月14日 8時) (レス) id: 80ec57b979 (このIDを非表示/違反報告)
- まさか、こんな展開になるとは……!!と思いながら私も毎回涙ぐんでみています!最高です!! (2018年5月2日 0時) (レス) id: cafac69d00 (このIDを非表示/違反報告)
甫丹(プロフ) - さなさん» ありがとうございます!亀更新ですが何卒よろしくお願いします!! (2018年5月1日 18時) (レス) id: 80ec57b979 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:■□ x他1人 | 作成日時:2017年12月11日 19時

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