君の心に私はいますか？《黄瀬涼太》

Look at me 33 ページ35

テツ君が目覚めないまま一週間が過ぎた。





未だにテツ君を押した可能性がある二人の素性は分からない。






『さつきが見たのって女子だったんだよね？』





テツ君を心配そうに見つめるさつきに聞く。






桃井「うん。髪が長い子と短い子だった」





髪が長い・短いでは残念ながら対象を絞り込むことは出来ない。






桃井「……みんな、来ないね」






『…うん』





一週間の間に二度目のお見舞いに来たのは私とさつきを除いて赤司君と青峰君だけだった。






桃井「きーちゃんが来ないなんて…」






『……そうだね…』





私のせいだっていうことは痛いほど理解しているつもり。





でも






『最近の黄瀬君にはちょっと違和感を感じるんだよね…』






桃井「え？」






『まだ私にもよく分からないんだけどね…』





なんの根拠もない、ただの勘…





でも、黄瀬君は変わってしまったように感じる。






桃井「そう？私にはいつも通りのきーちゃんに見えるんだけどなぁ…今日だってAが学校休んでたから、きーちゃんずっとそわそわしてたんだよー？休んだ理由言ってないの？」






『…うん』





テツ君の傍にいたいから、なんて理由言えない。





理由を話せば、私のしていることは浮気と同じだって、周りの人は言うかもしれない。





けどテツ君は私の心の支えになってくれた大切な人だから。





…だから、私も彼の支えになりたい。






桃井「テツ君、早く目を覚ましてくれるといいね」





さつきは私とテツ君を見て微笑んだ。





*****
文章がぐだぐだ過ぎて時間が掛かってしまいましたごめんなさい！
こっから書いていくのが難しくなっていく…
今後も暖かい目で見守っていただけるとうれしいです！

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