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彼の異変に気付いてはや二ヶ月。
ドラマの放送が始まり、歌番組に出演することが増えた。
曲想が今までとは打ってかわったシリアスでクールな曲ということもあり、またたくまにCDは売れていった。
俺たちが、智くんが、注目を浴びるようになった。
それは、いい意味でも、
悪い意味でもあった。
「…ごめんなさい。」
楽屋に入ってきて一言目、彼は頭を下げた。
俺たちの囲む机の上に置かれた一冊の雑誌。
しんと静まり返った楽屋は居心地が悪い。
「全部、嘘だよね」
相葉ちゃんが、恐る恐る声を絞り出す。
智くんは俯いたまま、強く首を縦にふった。
ほっとする俺たち。
「ぜんぶ、うそだよ。でも、ごめんなさい」
嵐に迷惑かけて、すみませんでした。
智くんはそう言って、
そのまま楽屋に入ることはなく、あっという間にマネと一緒に楽屋を出ていってしまった。
その日は予定されていた曲取りを五人で行った後、彼は楽屋に戻ることはなくまた撮影へと戻っていった。
彼が、少しずついなくなっていくような、そんな気がした。
数週間後、レギュラー番組の収録のために楽屋の扉を開けたとき、俺は声がでなかった。
なぜ、こんなにも彼は痩せている?
楽屋に一番乗りしたらしい彼はいつものように寝むることはなく、遠くをじっと見つめていた。
…恐ろしい形相だった。
俺の存在に気づいた智くんは静かに視線だけ寄越して言った。
「…おはようございます」
と。
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食パン - 初めまして。特殊舞賀が好きで読ませて頂いてました。更新されていて嬉しかったです。ぜひ完結目指して頑張って下さい。続き楽しみにしてます！ (2019年7月15日 0時) (
レス) id: fb5c8af59e (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - 続き読みたいです (2017年12月28日 18時) (レス) id: 9da5bd590f (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - お久しぶりです！続きが更新されていてとても嬉しいです！これからも頑張って下さい(´▽｀) (2017年12月11日 2時) (レス) id: 4e40d0702b (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - 続き読みたいです (2017年12月3日 18時) (レス) id: 9da5bd590f (このIDを非表示/違反報告)
m1yamurakun1230(プロフ) - 特殊舞賀最高です！続きが読みたい！ (2017年9月12日 12時) (レス) id: f540f0bf5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：( ＾∀＾) | 作成日時：2017年5月5日 18時
