ハシ犬、飼育中。 (ページ10)

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飼い主は誘われるページ10

河「でも、今回の喧嘩理由はハッシーから聞いたの…？」

A「なんか、私が大切だからとかなんとか言ってたんですけどよくわからないんですよね…河合さん何か知ってます？」

河「俺に聞かれても…えっと、そのー…」

なんだか、明らかに動揺してる河合さん。わかりやすく、なにか隠し事してるよね？(笑)

河「まぁ…ハッシーは、Aちゃんのことが大好きってことだよ。」

A「あー、なんかそんなことも言ってましたよ？私のことが大好きだから河合さんと喧嘩したって。」

A「でもなにがあっても喧嘩はダメです。今度、他の犬と喧嘩したら一緒にお風呂入ろうって言われても入らないから！って良亮には、言っておきましたから」

河「Aちゃん、ハッシーと一緒にお風呂入ってるの！？」

A「たまにですけどね？犬の姿ではシャンプーするし、人間の姿でもたまに入りますよ？」

河「ハッシーが羨ましすぎる…」ﾎﾞｿｯ

A「なにか言いました？」

河「いやなにも言ってないよ！うちの飼い主は自分でやれってシャンプーとか風呂とか放置だから羨ましいなって！」

A「え？じゃあ、河合さんが自分でシャンプーとかしてるんですか？」

河「もちろん。毎日お風呂入らないと落ち着かないからね(笑)」

A「本当に河合さんは自立してるワンちゃんだ…うちのワンコは、まだまだ甘えん坊で…」

河「そこがハッシーの可愛いところでもあるからいいんじゃないかな？(笑)」

河「それに、うちの場合は飼い主が放置系というかなんというか…甘えるというより自分でやるほうがいいことのが多いから(笑)」

A「五関さんのしつけがいいんですね。うちも良亮のこと放置してみようかなぁ…」

河「五関のしつけは特殊だから普通の飼い主さんなら真似しない方がいいし、Aちゃんは今のままで良いと思うよ？(笑)」

河「そうだ。わざわざ、Aちゃん来てくれたんだし、お茶でも飲んで行かない？今日は五関が配達から返ってくるまで暇だし」

A「いいんですか？店の仕事忙しいんじゃ…」

河「今日は、結構暇だから大丈夫。俺、店の看板変えてくるから、ちょっとまってて～」

河合さんのお誘いで、花屋で休憩させてもらうことになり、河合さんは店の看板プレートを「ただいま休憩中」に変え、お茶を入れてくれることになった。