ボーダー内でカップル認定されてる件

にじゅーはち【風邪引き編】 ページ30

Youside




……頭痛い…


つーかダルいし

なんか喉も痛いような気がする




熱計って…水飲んで…



今日学校なんだけどなぁ




ピピッと音が鳴った体温計を脇の下から取り出し体温を確認する




｢37，6度…」



ん〜、平熱低い俺からすると高熱だよ




仕方ねぇ…今日は休んで寝よ





そう思いベッドに倒れ込んだ






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出水side




出｢アレ？A居なくね？」

米｢今日風邪で休みらしいぜ」

出｢あー、学校終わったら様子見に行くか」

米｢あ、マジ？俺任務あるからよろしく伝えといてー」

出｢おー」




結局その日はAが心配で授業の内容がぜんっぜん入ってこなかったけどな





【A家】





ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ



出｢出ねぇ」



さっきから何度かインターホンを鳴らしても出てこないので


扉を引いてみると鍵がかかってなくてあっさりと開いた




出｢A？」




返事がないし寝室で寝てるんだろうな



｢ん……こーへー？」



寝室に入ると俺に気付いてふらふらとした足取りでこっちに向かって来る




出｢いや寝てろって」

｢ギューして」

出｢は……///」




ん？こいつ今なんて言った？



｢…こーヘー……ギューっしてって言ってんじゃん！」



俺よりも背が低いため上目遣いで手を伸ばしてくるA



ヤバい…超可愛い



つか俺の息子がやべぇ




｢こーへー…？なぁ…ギューは？…」


出｢……っ…しねぇよ！」


｢……公平にギューして欲しいの！」



俺はこの状況はどうしたらいいんだ？



ん？待てよ？


これ動画に収めてたら後々弱みとして使えるんじゃねぇか？



そう思うや否やポケットからケータイを取り出して本棚に上手いこと固定して部屋全体が映るようにする




これは面白いことになりそだな



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