君の想い人は私じゃないんだ〘瀬名泉〙 (ページ45)

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やめて、、その目は何かわからないけど心地よいものでは無いの、、たじろいじゃうの、、、

本当は聞くつもりもないのに、すぐ断らなきゃって思ったのに、、

A「……麗しきお嬢さんからのお話です。お話はお聞きしましょう。」

と言ってしまって話を聞くことは了承してしまった

私が話を聞いてくれるとは思ってなかったのか、どうかは分からないけど、あんずさんは目を見張ったけどニコッと笑顔になり「ありがとうございます！」と頭を下げた

いや、、話を聞くだけだよ？誰も共演するなんて言ってないからね？

と心の中で思ったけど口にするのは躊躇ったので心の中にしまった。

話を聞くと、ゆうくん達…Trickstarは学園内の予選会で天祥院率いるfineに勝って、DDDに出ることが決まったのだが知名度が足りない。

知名度が高くないとパッと見られて終わってしまう可能性が高いからそれを回避するために今のうちに知名度を上げたい。

そのために私と共演したいということ……か、、、

そういえばDDDなんてものあったね、私はソロだし活動休止中なのがあったから参加権がなくて興味がなかったけど、、この子達fineに勝ったんだ、、すごいな、、

この子達がすごいこと、そして困っていることは伝わった。それと私に伝える時も私の心のためか分からないけど丁寧に言葉を選んで伝えてくれたような気がした。彼女は私に言葉を続ける

あんず「私は露咲先輩のアイドル活動しているところを見て、キラキラしていて素晴らしくてもっと見ていみたいと思いました。Trickstarと露咲先輩の輝きが合わされば最高な輝きをお客さん…ファンの皆さんに見させられると思ったんです」

真剣に語ってくれるあんずさんに私のことそう思って見てくれたんだという嬉しい気持ちと、

先程の言葉で、あぁ、、私は彼女が求めているものを提供出来ないと思った

だから、、だからこそ、、

A「丁寧なご説明ありがとうございます。お嬢さんの思いは…とても伝わりました。ですが、この共演話お断りさせていただきます。」

私はあんずさんに断りの言葉を告げた。

あんずさんやTrickstarの人達は一瞬驚いたように表情を変えていたが、予想していた言葉だったのか直ぐに受け入れていた

あんず「……ちなみにどうしてですか？」

どうしても私に頼みたいのか、分からないけど彼女は食い下がって私に聞いてきた。

私は………