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…プロデュース科…その言葉に私は、、あぁ…と思い出した
そういえば天祥院さんが新しくできるとかなんとか言っていたような気がした。あの人の話まともに聞きたくなかったからほぼスルーしていたけど、、まさかこんなことで関わることになるなんて…
ちゃんと聞いておけば良かったという後悔とこの子が…という驚きが私にやってきた
天祥院さんが何を考えているのかは分からないけど、この子はプロデュース科としてアイドルではなくプロデュースをして、アイドル科と関わっていくのだろうと思った
それと同時に、私がここに呼ばれたことに嫌な予感がした。プロデュース科の子が私を呼ぶとするならば、きっと言われることは…
”活動再開”のこと
私はどうしようか考えた。私がもう1つアイドル活動していて偏見で思われている私のキャラで対応するか、それとも素という名の冷たく対応するか……迷った
私はもうアイドル活動するつもりはないけど何となくこの子と距離を置きたいのもあったし、親愛の気持ちを込めて”こっち”にしようと思った…
私は1歩、また1歩と彼女へと近づき、彼女の前で膝まつき彼女の手を取った
あんず「えっ、、？」
A「…はじめまして。可憐で綺麗なお嬢さん。私は露咲Aと申します。こんな綺麗なお嬢さんに会えるなんて光栄です。」
彼女が困惑している中私はアイドル露咲Aのファンサ用のキャラになり、戸惑っている彼女の手の甲にキスを落とした
瀬名「はぁ……まさかあんた”それ”であんずと話すわけぇ、、」
私のキャラになりきっている姿を見た瀬名は、はぁ、、とため息をつきながら呆れかえっていた
私はファンと接する時や女性と話す時は騎士として、アイドルとして紳士な対応をとるのでこのような口調や仕草をする
最初は騎士としての意識を高めるためにこの口調や仕草をしていたのだけれども、慣れた頃には世間も私のことを騎士系のアイドルとして認知していて変えれるに変えれなかった。
私自身このキャラ作りは嫌いというわけでないのでいいのだが、人見知りが激しいのは代わりがないので繕っていても私の心的にはかなりきつい。
しかもファンと接しているわけでもないので余計にきつい、、
アイドル活動していた時も普段話す時は普通の口調で、時折アイドルとして求められるときにはこの口調や仕草にした。基本的に普通と思っていてくれて大丈夫なんだけど、、
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作者名：sarai | 作成日時：2024年1月1日 3時
