君の想い人は私じゃないんだ〘瀬名泉〙 (ページ35)

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俺は、はぁ…とため息をついて、あんずに厳しい目で厳しい言葉を告げた

瀬名「あんたの考えと天祥院の推薦は間違ってないと思う。Aは実力は十分あるし、人気も十分。歌唱力もあるし何一つ文句をつけるところが無い。今は活動休止していて、もし共演ができたのならすごい話題性になるだろうしねぇ。。
だけど、Aの過去を知っている者としては勝手にAに期待して、無理やり活動を再開させようとしていることに賛成は出来ない。
強制させるつもりがなくても、再開しろって言っているようなものと同じでしょうが。Aの心の負担になるかもしれないってこととかもさ、そこのところちゃんと考えていたわけ？」

俺が厳しくそういうとあんずは…あ…っと意識したのか、あんずは下を向き顔を歪ませ、顔を暗くした。

………あんず自身Aに強制させるつもりはなかっただろうけど、活動休止している人に活動再開して共演してくださいと頼んでいることが相手に取って、どう思われるかということを深く考えてなかったのだろう

あんずはプロデューサーとしてこれからも色々なアイドルと関わる。そのためにこういうことも配慮しておかなきゃいけないということも教えないとこの先やっていけないからねぇ

Aが活動休止した原因は俺にもあるだろうから俺も人のこと言えた訳では無い。……あの革命が1つの原因で、彼女は普通にしていてもまだ立ち直ってないはず……

俺が言った言葉によって暗くなってしまった雰囲気に、申し訳なさも感じたが俺は言わなきゃいけないことだし、これからAが来ることなら知っておかなきゃいけないことだと思い、また追い討ちをかけてしまうようにあることを言った

瀬名「あと、Aの性格理解しているの？あいつが気難しいで有名なの知っているよね？呼んであげたけど、あいつとまともに話せるって思わない方がいいよぉ。あんずには悪いけどね。」

俺がそういうとTrickstarはAの性格に心当たりがあったのか、衣更辺りが「あぁ……」と苦笑いしていた

あんずは俺の言葉にやってしまったなといった感じに顔を暗くさせたままだった。

…少しいいすぎた…？でも、はっきり言わなきゃあんずのためにはならない。

それに俺が言ったことによってやっぱりAはやめときますって言うのならばそれはそこまでだったんだなって思うし。

あんずは少し経つと顔をあげ、俺と目と目を合わせ…