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俺からの厳しい視線と守沢からの心配そう瞳を見て、あんずは困ったように、だけど心配かけさせないようにか少し笑いながら俺にいった
あんず「えっと……ここ最近忙しくて休めてなくて……笑でも、大丈夫です！みんなとさっき約束して今日が終わったら少し休む予定ですので」
…………ったくこの子は。なんでそんな風に笑いながら言えるわけぇ？？
本当に自分のことは後回しで、他人のことばっかりして…………
今日が終わったら休む”予定”って何かあったら休まないでやるってことを言っているようなものと同じなんだけどぉ？？
彼女の自分のことを後回しすることに呆れながら、俺の心は酷く焦燥感にかられた
もし彼女が倒れてしまったら、どうしよう…と
俺にとって守りたいと思うのはこの子で、この子には元気でいて欲しい。だからこそ、こうやって自分を後回しにはして欲しくない。
そう言ったらところで無駄だし、言ったら俺の気持ちまで分かられるから言わないけどさ……
彼女が倒れてしまった姿のことを考えると、不安で不安でしょうがなくて俺らしくなくなってしまう
考えるだけで胸が締め付けられて恐怖感に襲われる
ねぇ元気でいてよ。笑っていてよ。あんたの頑張っているところは好きだけど無理しすぎっていうのは話が違う。
このどうしようもない思いを、俺の”想い”を伝えずにどうやって伝えようかと思った
俺は自分の”想い”を殺しながら、心配そうにして彼女に……
瀬名「…………あんたは最近無理しすぎ。俺だけじゃなくみんな、あんたのことを心配しているんだから予定とかじゃなくて絶対今日が終わったら休むこと。わかった？」
頑張って表情を抑えながら、俺がみんなにいうように、他の人に対して言うのと同じようにして愛しいと思う彼女へと伝える
俺がそういうと隣にいた守沢も「うんうん！」と力強く頷き
千秋「そうだぞ！あんず！休むことによってヒーローはまた強くなっていくんだ！休むのは大事なことだぞ！！」
とあんずに伝える。
あんずは俺らの言葉に驚いていたようだけど、きちんと受けとめて頭を下げ
あんず「分かりました。ご忠告と心配、ありがとうございます」
とお礼をいってその後、笑った
だから笑うところじゃないんだけどねぇ？？
でも、その笑顔に俺はとても弱かった
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作者名：sarai | 作成日時：2024年1月1日 3時
