君の想い人は私じゃないんだ〘瀬名泉〙 (ページ13)

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衣更「俺らさ、最近のあんずの忙しさに心配していたんだ。俺らのために、夢ノ咲のためにあんずが働いてくれているからこそ俺らは安心して活動ができる。それはとても感謝しているし感謝しきれない。

だけど、ここ最近あんずが働きすぎていて俺らは不安なんだ。もし倒れたらどうしようってさ、情けない話だけど…俺らにとってあんずは大切な仲間だ。
仲間が頑張っているのは素直に応援したいけど、頑張りすぎて体を壊しちゃ元も子もないだろ？

俺らは元気にあんずがサポートしてくれている姿が好きなんだ。俺らも手伝うことは手伝うからさ、休める時に休んでまた一緒に頑張ろうぜ」

俺は言葉で頑張って伝えた。思っていること本心を全部言って

俺がそう伝えると北斗も「あぁ」と言って同意してくれた

北斗「衣更の言う通りだ。俺たちはお前のことを心配している。」

真「大切な仲間が無理している姿見たくないからね！」

スバル「休むことは仕事の効率にも良くなるし、最近は負担ばっかりだったんだからさ☆」

真もスバルも北斗に続いてあんずに俺らの気持ちを伝える

最初は何も把握出来なかったあんずも、俺らがあんずのことを心配しているからこう言っているということが伝わったのか、少し笑みを浮かべた

あんず「…みんなありがとう。私のことを心配してくれて。じゃあ、今取り掛かろうとしていることをひと段落したら休める時に休もうと思う。心配かけちゃってごめんね」

あんずは俺らにそういうと頭を下げた

そのあんずがした行動に真が慌てながら

真「いやいや！！！むしろ急にこんな話しちゃってごめんね！！でも、こうでも言わないとあんずちゃん自分から休み取らないと思ったからさ…」

真の言葉にあんずはビクッと体を震わせた。

あ、これはやっぱり俺らが予想した通り自分から休み取らないでぶっ通しで続けようとしていたんだろうなと思った

おいおい…っと言おうとした瞬間、北斗が「そういえば…」と声を出した

北斗「俺らの話は以上だが、あんずも相談したいことって言っていたよな？どうしたんだ？」

北斗があんずが相談したがっていた事は何かということを聞くと、あんずはまたハッとして真剣な顔つきにへと戻った