君の想い人は私じゃないんだ〘瀬名泉〙 (ページ12)

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あんず「今やっている仕事はもう今日で終わったよ。あとはTricksterのプロデューサーとしてみんなをサポートするつもりだけど…」

その言葉を聞いた瞬間、来た！！と俺は思った

生徒会長から呼ばれたのに何も頼まれなかったのか？ということには疑問には思ったが、それよりもあんずが今、急を要する仕事がないということは休める機会があるということだ

みんなもあんずの話を聞いて嬉しそうにしている

思ったより早くあんずを休ませられるということに俺らは嬉しかった

まさかのことに俺は真面目な雰囲気から、笑顔になって和やかな雰囲気へとまた変わった

だけど何が分からないあんずは、頭の上に？をたくさん浮かべているようだった

ニコニコなスバルが輝くような笑顔をあんずに向けて

スバル「じゃあ、あんずはゆっくり休めるってことだよね！？良かったぁ！！」

というとそれに同意するように俺らも言葉を続ける

北斗「あぁ。手遅れになる前に休ませることができるのは嬉しいことだな」

真「本当だよ〜あんずちゃんゆっくり休んでね」

衣更「おいおい笑まだ何もあんずに話していないんだから、あんずが困惑しているだろうが笑」

北斗も真も安心したように話を進めていくが、俺はいつもの軽口であんずに伝えてないだろということを話した

安心して緩みきるのも分かるが俺らだけ勝手に話を進めちゃいけないだろ笑

何も分かってないだろうあんずは俺らが勝手にあんずを休ませようとしていることに気がついたのか、困惑しながら口を開いた

あんず「えっ…？私、休むつもりないよ？」

その言葉を聞いた瞬間、俺らはそれぞれ声をあげた

真「何言っているの！あんずちゃん！ちゃんと休まなきゃ！」

北斗「お前は働きすぎだ。これ以上働いたら倒れてしまうぞ」

スバル「ダメダメ！！絶対休んで！！俺らはあんずが心配なんだよ！！」

衣更「俺らの目から見ても最近のあんずが忙しいのは分かっているけど休まなきゃ体に負担がかかるだけだろ？休めよ」

一気に4人からの言葉からにあんずは「えぇ....(困惑)」としていたが、この押し方ではあんずは仕事をしそうだと俺は直感的に思った

まだ押し足りない気がした

俺は心から心配しているという気持ちをあんずに伝えたくて…