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友「…って感じだったのよ。初めての会話」
1通り目話し終わり、笑みを浮かべる友希。
先程まで話していた内容からはかけ離れ過ぎているその表情に、その場の空気が固まる。
涼「そのあと友希が誰よりも早く、夜空がエゴイストであることを見抜いたんだ」
友「ほんと…大変だったわ…。色んなこと教えて…言い聞かせて…」
涼「子育てだったよな…」
昔を懐かしむような柔らかい表情で話す二人。
こんな最悪な出会いをしたのに、一体どんなきっかけで今のような関係に持ってこれたのか…。
首を傾げる者が多数。
円「天月がエゴイストだって分かって…、2人は何を教えたんだ？」
風「どうして今の関係まで持ってこれたのかも気になるな」
幼馴染組の質問攻めに、思わず仰け反る幼馴染組。なんともややこしい絵面だ。
友「ま、まずは教えた事ね！えーっと…、特に特別なことは教えてないのよ。仲間は道具じゃない…とか、誰もが皆、貴方と同じ考えをしている訳じゃないのよ…って」
涼「日常生活もだな…。アイツ…、12歳になるまで親に監 禁状態で育てられててさ…、家から1歩も出して貰えなかったんだ」
サラッと零された夜空の家庭環境にその場に驚愕の声が響く。
友「…そこから先は本人から聞いてちょうだい」
そう言って再び目をふせ、少し間をあけてから、今度は風丸の質問に答える二人。
友「今の関係…というか、私が夜空を認めたきっかけはね…。あの子の才能を"理解"したからよ…。」
風「才能を"理解"した…？」
友「えぇ…」
少し苦しそうにな笑顔を浮かべたまま友希は続ける。
友「私、チームの司令塔の座を夜空に取られたの…。悔しくて…妬ましくて…、あの子に酷いこと言ったし、嫌な態度とったりした…。でも…あの子の背中を見ているとね嫌でも"理解"せずにはいられなかったのよ…。」
下を向いていた顔を上げ、まっすぐ前を向く。
友「あの子は確かにエゴイスト…。でも『人を導く才能』は本物で、『先頭に立つ』ことにおいて、私はあの子以上の才能を持っている人を見たことがないわ」
その瞳に迷いはない。心の底からそう思って止まないと信じている…そんな瞳だった。
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イツキ(プロフ) - 雫(ｼｽﾞｸ)さん» ありがとうございます！！はい！読んでみようと思います！！ (2019年6月9日 11時) (
レス) id: d483986195 (このIDを非表示/違反報告)
雫(ｼｽﾞｸ) - とても面白いですね！ 作者さんのペースで更新を頑張ってください。 オリオンの刻印が好きで２つの作品を書いてます。 もし、良かったら読みに来てくださいね？ (自分の事までコメントしてしまい、すみません。) (2019年6月9日 10時) (レス) id: effc3bbfee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イツキ | 作成日時：2019年6月9日 9時
