太宰治(黒の時代)×ミミック少女 ページ14
今日の御相手は、ポートマフィアの最年少幹部さんです!
ちなみに、Aさんはミミック所属。互いに既知だが会うのは初めて設定です
※黒の時代
ーーーーーー
痛む身体を
辺りには、かつて同僚だった“モノ”がそこらじゅうに…
吐きそうになるほどの異臭。鉄くさい匂いが充満していた。
普通の人なら、失神するかもしれない。
でも、私の口から
___羨ましい。
私は、そんな考えを頭の隅に押しやると、ふらりと立ち上がる。
私達は、
まだあの男は
カチャリ
後頭部に硬いものが押し付けられた。フード越しにも感触が伝わってくる。
織田作之助ではないようだ。
「まだ生き残りがいたみたいだね。」
その声からは殺意が滲み出ていて…背中がゾクリと粟立った。
こういう時、我々ミミックはこうする。
「させないよ、本当に自分の頭を吹き飛ばすのが好きな連中だ。」
私の手から銃が舞う。
「顔を拝もうか…
フードが乱暴に引き剥がされる。
私が目の前の男…太宰治を睨むと、太宰治は一瞬息を詰まらせた。
「君のことは知っている。ミミック唯一の女組員で、情報員だ。安吾のスパイを見抜いたのも君だね?」
『……殺して』
それが、私の生きる意味。
そう言って彼に向き直ると、彼は揺らぐように私を見た。
互いの視線が交差し、
「……殺さないよ、君には生きてもらう。それが一番の罰だ」
『…やる事は変わらない。戦場を求める。戦場の中で死』
言葉を最後まで言うことは出来なかった。
唇が、温かい唇で覆われる。
先程でさえ立っているのがやっとだった私は、ゆっくりと崩れ落ちていった。
顔を離した太宰治の指が、つぅ…と私の口をなぞる。
「生きる意味は見つかったかい?」
……………鬼畜。
ーーーーーー
太宰「評価をして欲しいのだよ、お願い出来るかい?お礼はしよう、身体で…ね?」
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伊達 光秀 - 綾辻さんと京極さんの手下の女の子のやつ、凄い萌えました。←好きなんですよ、ドS?と強気な女の子の恋愛が。しかも、敵同士だったら萌しかないじゃないですか、どうしてくれるんですか!!← (2020年1月10日 18時) (レス) id: f7e36ec018 (このIDを非表示/違反報告)
Pigro(プロフ) - 伊達 光秀さん» 返信遅れてすみません、モンゴメリちゃん可愛いですよね…!ツンデレさん好きです! (2018年9月19日 6時) (レス) id: 07bc39b805 (このIDを非表示/違反報告)
伊達 光秀 - モンゴメリちゃん...かわいいな(真顔) (2018年9月1日 7時) (レス) id: 9cccb0eb3e (このIDを非表示/違反報告)
Pigro(プロフ) - 涅祇(ねぎ)さん» 返信遅れてすいません。確かに余りないですよね…!渋くて格好良いのに…! (2018年7月9日 20時) (レス) id: 07bc39b805 (このIDを非表示/違反報告)
涅祇(ねぎ)(プロフ) - 広津さんの夢あまりないので嬉しいです!ありがとうございました! (2018年6月20日 20時) (レス) id: 5de7820d7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Pigro | 作成日時:2017年3月28日 14時