【黒子のバスケ】未来へのキセキ Ⅴ (ページ15)

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第215Q 霧崎第一の策略ページ15

【消えるドライブ-ﾊﾞﾆｼﾝｸﾞ･ﾄﾞﾗｲﾌﾞ-】が止められたことにより誠凛は急遽小金井と黒子をチェンジ

「やっぱり、交代ですか…」

「【視線誘導-ﾐｽﾃﾞｨﾚｸｼｮﾝ-】の温存と…
あのドライブ止められたことにより流れを切られへんようにするつもりやろうけど…

流れは“神風”に変えられつつある。」

桜井の言葉にそう答えたのは今吉。

「枝川やるぅ～。」

そう言い枝川の肩を軽く叩く原

「別に、やるのが2度目だったし【視線誘導-ﾐｽﾃﾞｨﾚｸｼｮﾝ-】のかかりが甘かったからよ。
それより、“悪童”そろそろじゃないの？」

「言われなくてもわかってるわ、健太郎出ろ！！」

花宮のその言葉にベンチでアイマスクをし寝ていた人物の目が覚める。

「交代よろしく。」

「(交代…どういう事？まさか今よりタチ悪い
ラフプレーするとかじゃないでしょーね…。)」

その光景を見た一部の人間はある疑問を抱いた

本来交代の指示を出すのは監督、しかし今指示を出したのは花宮

「霧崎第一の監督は随分4番(花宮)の人を信頼してるんですね…」

「ちゃうちゃう。ベンチのおっさんはただの顧問や。

何があったかは知らんが…監督は去年辞めとる、今はアイツが主将と同時に監督も兼任しとる。

ま、そーゆ意味で誠凛と似とるな。」

メンバーチェンジのブザーが鳴りコート内に山崎と交代で入ったのは2年 C 瀬戸健太郎

「よし、目ぇ覚めたぜ。」

オールバックの髪と額の中央のホクロが特徴的だ。

「その髪型どうにかなんないの…」

「うるせーな、デコ出してねーと頭回んねーのオレぁ。」

「で、そのボタン押せばいいの？」

「ホクロだから。」

「後その被せてくんの何とか…」

「なんない。」

「準備はいいな。」

枝川、古橋、原、瀬戸の会話を遮った花宮

「行くぞ。」

その言葉に霧崎第一メンバーの雰囲気が変わる。

試合再開後、木吉のマッチアップとなったのは瀬戸

「(…とりあえずまぁ断言できないがこのC(瀬戸)パワー型じゃない…
少なくとも力だけならさっきの奴の方が上だな。)」

伊月からの火神へのパス、だが花宮の手によりスティールされる

「(伊月がスティール…？)」

更に点を重ねる霧崎第一

「ドンマイ伊月、切り替えろ！」

「あぁ…」

最初に違和感を感じ始めたのは他でもなく伊月であった。