No.69 ページ23
萌子「ねぇねぇ〜あと2日で夏休みだよ!」
あー、そういえば。
定期テストで忘れてたけど、もうちょっとで夏休みやなぁ。
萌子「あっ!みんなで海行こ!!」
陽奈「日焼けするから無理。」
萌子「そんな事言わないでよ〜。だって来年は受験でそれどころじゃないだろうから今年中にたっくさん遊んどこーよ!ね?」
それはそう。
来年のことなんて考えたくないけども。
『いーじゃん陽奈。みんなで行こーよ、海。』
陽奈「……そこまで言うんだったら良いよ。」
よっしゃあ。
みんなではしゃぎまくろ。
肌真っ黒になりそう……
岩崎「それさ。俺も行かせてもらっていっかな。」
え、?
蓮くんが何故か入って聞いてきた。
つかいっつも思うんだけどテスト勉強の時も今回も盗み聞きするのハマってるん?
別にわざわざ盗み聞きするような内容でもないけど。
『えっ、と……』
萌子「喜んでっっ!!!」
えっ?
『ちょ、萌子!』
萌子をちょいちょいと引き寄せ、こしょこしょ話をする。
『なんで蓮くんを?!』
萌子「えぇ、だってイケメンはいくら居ても良いでしょー。」
こんっっのメンクイが。
いや別に??
私も友達が増えるのは良いけど。
萌子「それに……彼、Aの事大好きっぽいからね。」
『恥ずいからもうこれ以上言わないで。』
と、とりあえず一人増えたって事でね。
うん。
萌子が余計な事言ったせいで変に意識するやん。
萌子「あっ、水着買わないと!」
『私もないわ。』
そういえば。
去年のやつは小さくて着れない気がする。
萌子「じゃあ明日の放課後買いに行こ〜!」
『勿論えーよ!』
あー。
やっぱ楽しみ!!
______________
『ふっふふーん。へっへへーん。』
さと「なんか良いことでもあった?」
今はさとちゃんと下校しているところだ。
おっ、バレちゃった?
やっぱそうかなぁ。
『実はね、今度陽奈と萌子と蓮くんの三人と一緒に海行くんだー!』
まっじで楽しみぃ。
自分でも分かるくらいニヤけてると思う、今。
さと「…………は??」
しかし、私の予想していた反応とは違う返しが出た。
は??、って何?
怖いなぁ。
『なんか文句ある?』
さと「文句しかねぇけど??」
え、なになになになに。
私そんな問題発言した??
こいつってそんな面倒な地雷あったっけ。
さと「おい。…俺も海行かせろ。」
なんでそうなるの???
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作者名:あいますく | 作成日時:2022年12月5日 19時