第28話。 ページ28
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コンコンココンコンッ
「雪だるまつくー」
「一星はいるか?」
「あのさ切らないで貰えます?」
勢いよく雪だるま〇くろうを歌い出そうとするAを気にもせず風丸が一星を呼び出すと、キイッという音がしてドアが開く。
「あ、風丸さん。なんか用事ですか…って、藤裂さんまで。何かあったんですか?」
「あのロシアの人…名前なんだっけ。えーっと」
「フロイが一星のことを呼んでいる。今入口の所にいるぞ。」
「フロイが来たんですか。ありがとうございます。良かったら藤裂さんと…風丸さんも一緒に行きますか?」
恐らく彼…一星の目的はAと2人きりになる事だ。詳しい話はこの話を読んでもらえれば分かる通り、一星はAに好意を寄せている。風丸が彼にとっておまけである事は一目瞭然なのだが、Aはそんな事は気にしないため、都合がいい。
「じゃあ行こっか。」
「はい。」
光と風丸からの圧力を感じないのはやはりマイペースさからなのか2人が気を使っているのかは分からない。けれど2人からは敵意がだだ漏れだ。そんな状況で少し歩くと、玄関に着く。
「藤裂さん、知らせてくれてありがとうございました。結構重要な話し合いなので早めに呼んでくれたのは本当に助かります。」
「いいのいいの、たまたま通り過ぎただけだったし。」
「それでもです。良かったら今度何か奢りますよ?」
「本当に?ありがとね。」
「……A」
「どうしたの?」
いつもより低い声。ただでさえ周りより低めの声である風丸のそんな声にAが少し驚いたように声をかける。
「そろそろ行くぞ。じゃあまた練習の時でな。一星。」
「ねえ、ちょっと今話し……まあいいや、また後でねー」
「絶対に奪ってみせる」
そう呟いていたのはまた別の話。
書いてる途中のを晒した時の悲惨度
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ほるてん(こよーさん)(プロフ) - ひまりさん» いつもありがとうございます。藤裂ちゃん小さい頃は可愛かったんですよ。小さい頃は。 (2019年9月22日 20時) (レス) id: 99d2157f92 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - お久しぶりです!たまっていたお話しを読み終えました。藤裂ちゃん、どうなっちゃうの?!監督、何飲ませたの…って感じですねw先のお話しが楽しみです!これからも応援してます! (2019年9月15日 16時) (レス) id: 7786c73efb (このIDを非表示/違反報告)
ほるてん(プロフ) - ひまりさん» コメ返信遅くなりすみません。この作品、あまりイチャイチャしてないカップルを作りたいなー、という感じで作った作品なのでそう褒めて頂だけると嬉しいです。これからも頑張ります! (2019年5月27日 20時) (レス) id: 8ec7dea17d (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - 初めまして!ひまりと言います。ここ最近から読ませてもらっています。まず、カップルが超イチャイチャしてていかにもリア充!って感じではなくて本当に嬉しいです!あまりラブラブしてるとどうしてもムカつくのでありがたいです!テスト、同じく。これからよろしくです (2019年5月26日 14時) (レス) id: 7786c73efb (このIDを非表示/違反報告)
ほるてん(プロフ) - 風神ノ舞様、Setsuki.様、コメントを下さるのはありがたいのですがコメント欄でのチャット行為は禁止されています。控えて頂けると嬉しいです。 (2019年5月25日 10時) (レス) id: 8ec7dea17d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほるてん | 作成日時:2019年5月4日 18時